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2011年1月 8日 (土)

1月7日(金) 「団次郎マスター」

 「団次郎&ドラゴン」とか「団次郎商店会」とか。ソニーの電子書籍リーダー“Reader”が気になっている。文庫本サイズのPRS-350なら19,800円で購入できるので私のような貧乏人にもなんとかなるし、これで読める電子書籍には早くもトカジの「ドクター・ハンナ」や、「アウトリミット」がラインナップされており、この先私の嗜好にも応えてくれそうであるからだ。英単語を内蔵している辞書で調べることもできるので、将来的にはキングの洋書を読んだりするのにも役に立ちそうである。

 ただ、気になるのはやはりこれからの発展性。シャープから発売されているガラパゴス(よく分らないけれどもこちらの方が機能的にipadに近いのかな)と真っ向から競争する形となるみたいなので(これも良く分らん)電子書籍市場をかってのベータ、VHSのごとく二つに分け合うことになる。せっかくソニーのリーダーを買ったのに、競争に敗れてソニーの電子書籍販売システムが縮小され、終いには撤退などという事態になったら洒落にならん(笑)。

 ここはもう少し待つべきなのだろうか。

 それと、この電子書籍は今のところ新品販売のみのようだが、私としては古本の販売もお願いしたい。これを名づけて電子ブックオフ(笑)。今まで通り105円の本の販売などがあれば大藪春彦先生等々の文庫本を電子蔵書にすることができるであろう。

 さらに電子図書館なんてのもいいな。300円くらいで1~2週間の貸し出しができるようになればこれも大変に役に立つ。電子書籍であるから読みたい本が貸し出しになっていて地団太を踏むなんてこともない。図書館側も書庫を拡大することなく蔵書数を大幅に増やすことができるので三方一両損ならぬ二方一両得になるのではないか。

 著作権などの問題があるのは重々承知しているがこの新刊販売、古本販売、貸し出しが実現すればそこに到来するのは活字中毒者にとっての天国である。読みたい本が安価でいつでも買え蔵書数もこれまでのように部屋のスペースを心配することなく無尽蔵に増やすことができる。さらに付け加えさせて貰えばこの電子書籍には紙が必要ない。これは森林資源の保全に繋がり猫も杓子もエコエコエコと黒井ミサのごとく喚く現代の世相にぴったりなのである。

 いや、素直にipadやスキャナーを買って蔵書を電子書籍化できれば一番手っ取り早いのですがね。どうも私には金銭的にも技術的にも難しいようで。それと今日の日記はいわば私の電子書籍妄想とでもいうものです。何の知識もなく勝手に思いを巡らせただけにすぎません。くれぐれも本気にしないように。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、朝飯にコンビニのサンドイッチとコーヒー牛乳。昼飯は台所にたまたまあったマルちゃんの赤いキツネ。たまに食うと妙に美味い(笑)。夕食はカンパチの刺身とおでん。カンパチは天然ものであったが腹身にたっぷり脂が乗っていた。だから最初は養殖かと思ったくらい。刺身とおでんでビール2缶。これで早くも打ち止めとなり夕食終了。〆のコーヒーは如例。

 その後レンタルブルーレイで『アデル/ファラオと復活の秘薬』を見る。これがああた、何とも人を食ったような奇妙な雰囲気の映画(笑)。ヒロイン、アデルはテニスの試合中の事故で髪留めピンが脳髄を貫通、ゾンビのごとく成り果てた妹を治すために、エジプトでファラオに仕えていた医師のミイラを探すのだ。そして首尾よく発見し、ライバルの怪しい教授の手を逃れてミイラと共にイギリスに帰還、このあたりまでは快調でなかなか面白いアクションファンタジーになるのではないかと思われたのだが・・・この先がいけないんすよ(笑)。

 古代の生物を蘇らせる術を身につけた老教授がいて、この人がうっかり博物館の翼竜の卵を蘇らせてしまい大騒動。彼は逮捕され死刑を宣告されてしまう。アデルはこの教授がミイラ復活のために不可欠であると考え、教授を脱走するべく奔走するのだが、このあたり、いろいろ変装したアデルが刑務所に忍び込んでは見つかり追い出されるという今ひとつ面白くないシークエンスが延々くり返される。

 そしてようやくのことで教授を救出、ミイラを蘇らせて貰ったら「あ、ワシ、医者じゃないから、ファラオに仕える学者だからスマンけど妹さん治せないわ」アデルも見ている私も派手にズッコけてしまう(大笑い)。さらに、この後、「あ、でも教授はこの周囲のミイラも蘇らせていると思うよ」丁度、誠に都合の良いことに近くに博物館があってファラオと従者のミイラが展示されていたのである。

 アデルは蘇ったファラオ王のミイラに頼んで彼の医者に、これまたミイラ、妹を治療して貰うことが出来たのだった、ちゃんちゃん。

 この凄まじいばかりのご都合主義、悪趣味なユーモア感覚、明らかにベッソンは開き直ってやっている。こういう映画は嫌いではないが、世間の皆様は怒ってしまうのではないか。

 ハイビジョン画質は今ひとつ。解像度があまり取れておらず発色もあまり綺麗ではない。そして何より良くないのは暗い場面。『エクスペンタブルズ』のごとく液晶のグリッドのような線が見えてしまうのだ。音声はドルビートゥルーHD。こちらの方は文句の付けようもなし。確かな移動感、安定した台詞、品位の高いBGMを楽しませてくれる。

 シャワーを浴びて録画しておいた「タモリ倶楽部」を見た後、プロジェクターを再起動。今までちびちび見ていたWOWOWハイビジョン録画の『白熱』を最後まで。この映画はなんと言っても主演のジェームズ・キャグニィの演技の凄さに尽きる。殺人はおろか、敵を背中から撃つことも厭わないサディストでありながら母親を溺愛するマザコンのギャングという奇怪なキャラクターを実在感たっぷりに演じ、60年の時を越えて現代の我々に強烈なイメージを叩きつけてくるかのようだ。

 この強烈さゆえに後世の作品に影響を与えているようで、例えばキャグニィのギャング団の背後に目標選定、犯行アドヴァイス(笑)、奪った金の洗浄を引き受ける「両替屋」が存在するが、これはマイケル・マンの『ヒート』を強く想起させる。

 ラストで警官隊に包囲されたキャグニィがガスタンクに登る場面、これは1959年の『太陽の怪物 The Hideous Sun Demon』だし、また、無線発信機を付けられたトレーラーを電波探索車が探す場面は1953年の『姿なき訪問者 Phantom from Space』の冒頭場面にそっくりだ。

 『白熱』はこんな作品にまで影響を与えていたのか・・・まあ、偶然という可能性が高いけれども(笑)。

 モノクロハイビジョン画質はハイコントラストで非常にキレの良い鮮烈な映像を見せてくれる。若干、暗部が不安定になるところもあったが全体の品位の高さに比べれば些細な欠点でしかない。

 その後、録画しておいた「家電芸人」など見て午前2時半就寝。

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