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2011年2月11日 (金)

2月10日(木) ゴマをすりましょー、楊貴妃にゴマをね

 『無責任長恨歌』 映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』の国内盤ブルーレイが4月21日に発売。米国盤が4月15日だから発送期間を考えると若干、国内盤の方が早く手に入りそうである。まあ、米国盤に日本語字幕、日本語音声が収録されたりしたら、多少の早さより全体的なクオリティを考えて米国盤を買ってしまうかも知れない。また米アマゾンで『トロン・レガシー』3Dの予約が開始された。発売日は4月5日。大変に評判の宜しくない映画であるが、3Dブルーレイで発売されるとなると話は別。3月29日発売の『塔の上のラプンツェル』3Dと一緒に買ってしまおう。新作の3Dブルーレイソフトが一度に2本も買えるなんてぼかぁ、幸せだなあ。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昼飯にレトルトのカレー。夕食はマグロの刺身、出来合いのかに玉、天丼。ビール2缶飲む。天丼はそっけない容器に入っていて情緒もへったくれもないが、それなりに美味しいのがクヤシイ(笑)。〆のコーヒーは如例。

 その後WOWOWハイビジョン録画の『クヒオ大佐』を見る。この男に関してはどう考えたってインチキ極まるニセ軍人、アメリカ空軍大佐を名乗りながら英語も喋れないというような男が、いかに結婚詐欺とは言え、多くの女性を恋愛ファンタジーの虜にし一億円もの大金を騙し取ることができたのかという大いなる疑問があった。この映画はその疑問に明快な答えを出してくれるのではないかと期待していたのだが、そのあたりのノウハウはあっさりと流されてしまった印象。彼に騙された女性の情念も良く表現されているとは言えず、満島ひかりの演技にその片鱗が見えるくらい。

 その代わり、クヒオの滑稽さ、インチキさ加減をこれでもかと見せてくれる。私のような人間はこうした演出が大好きだ(笑)。博物館の前でいきなり腕立て伏せをはじめるクヒオ、秘密任務に騙した女の業務用ライトバンで出かけるクヒオ、その女の弟、新井浩文にあっさり「お前、英語できないだろ」と見抜かれてしまうクヒオ、自分が乗っている戦闘機の話をするけれどもその知識が微妙に古臭くて間違っているクヒオ。銀座のホステスを騙そうとして逆にカモられそうになるクヒオ。

 極め付けが銀座のホステスと刑事たちの会話。「おい、あれはクヒオ中佐じゃないか」「今は大佐よ」出世したんかい!と思わず噴出してしまった。

 クヒオを演じた堺雅人の演技も秀逸、秀逸。自信たっぷりに女を騙す時、新井浩文に見抜かれてよよよとうろたえる時、この機微が実に的確なのである。

 ハイビジョン画質はなかなかのものであるが、また黒の表現に不安定な場面があった。特にラストのヘリコプターの機内では激しいノイズが発生し、雷でも鳴っているのかというくらい明滅する。あんまり酷いので意図的な映像かと思われたほどである。

 音声はステレオ。音声に関してはもう何の不満もなし。台詞の定位が良く、またサラウンド音場の情報も豊かだ。

 その後国内盤DVDで『生ける屍の城』(『Castle of the Living Dead』 1964年 仏・伊)の続き。公演の前にブルーノにコニャックを薦めるドラコ伯爵。もともと嫌いではないブルーノは「いや、こりゃどうもすみませんなあ、酒はお好きですかって、好きなんてモンじゃない、もう浴びるほうで」相好を崩して飲み干します。ところがこのコニャックがいけなかった。妙に酔いが回ってこれから本番というのにブルーノふらふらになってしまいます。

 この頃馬に乗った男、ああ、あれはブルーノと殺し合いをしそうになったダートではありませんか。

 さて、公演が始まります。火吹き男、小人の口上、歌と踊りと続きまして、いよいよブルーノとエリックが演じる処刑コント。例によって「まず、こうやってだな、台代わりの石に乗ってな、こうやってロープを首にかけるんだ、な、簡単だろ」とたんにエリックが石を蹴飛ばしてぶらーんと首吊り状態になってしまうブルーノ。伯爵とサンドロは大喜びであります。

 ところが、ブルーノ、コントが終わったというのに吊り下がったまま。異変を感じて彼の体を調べたエリックが愕然として「大変だ、ブルーノが死んでいるぞ」もう公演どころではありません。ローラが泣くわ喚くわ、小人のニープが「ロープには細工がしてあった、事故なんか起こらない、これは殺人だ」と世界一小さな名探偵みたいなことを言い出したりして、大騒ぎになります。

 まあ、騒いで見ても仕方ないので(笑)、とりあえずブルーノの遺体を伯爵の研究室に安置、翌朝の警察の到着を待つことになりました。

 ここで城の壁をよじ登っているダート。彼はローラの部屋の窓から覗き見です。彼に気づいて凄まじい悲鳴を上げるローラ。彼女の訴えにより城の内部や外の捜索が行われることになりました。とは言っても捜索するのはサンドロ1人ですが。そのサンドロ、何故か地下の通路を歩いているダートを発見。後をつけて行きます。

 一方、伯爵は眠れないと訴えるローラにまたコニャックを処方。ローラ、よせばいいのにぐいぐいと飲んでしまいました。

 城の外へ出たダート。彼は近くに民家を見つけて入ってみますと、なんとあの不気味な老女が鍋でぐつぐつ何やら煮ているではありませんか。どういうことか良く分りませんが(笑)。ダートは「俺、何も食ってないんだ、何かくれ」老女は彼にパンを与えます。そしてぽつりと「道化、つまりあんたはすぐ死ぬよ」と言い出します。驚いたダートは「何だ、このクソババア、不吉なことを言いやがって」彼は老女の家を飛び出し城へ戻ろうとしたのですが途中で待ち伏せていたサンドロに巨大なカマでずったんずったんのぎったんたんにされてしまったのでした。

 波乱の夜が明けて朝となります。起き出してきたエリック、すでに朝食を取っていた伯爵にご挨拶。伯爵はにっこりと「良かったらコーヒーでもいかがですかな」あ、サンドロ、コーヒーのカップの中にあからさまに怪しい粉を入れているぞ、次の犠牲者はエリックかと思いきや「あ、僕、コーヒー飲まないんです、すいません」密かにがっかりする伯爵であります。

 その代わりと言っては何ですが、エリックを研究室へ案内する伯爵。いろいろな機材を見せながら「私の剥製の技術は他の誰もが真似できないような高みに達していました。しかし、所詮、それは剥製、ただの死体です。私はさらにその上をいく技術、生を永遠に留める防腐剤の改良に成功したのです」伯爵はにやりと笑って「あなた方が道中でごらんになったカラス、あれはサンドロがダーツに防腐剤をつけて射たのですよ」

 さらに彼は「もっと大型の動物には直接飲ませるのが効果的ですなあ」っておいおい(笑)。そういや昨晩、あのコニャックを飲んだローラがまだ起きてきていないですよ。

 この時3人の警官が馬で登場。一番の上官がポール巡査でこれがドナルド・サザーランドという。老女やったり警官やったり忙しいこってすな。本日はここまで。

 この後シャワーを浴びて読書など。

 午後11時半から日本映画専門チャンネルHDで録画しておいた『総会屋錦城勝負師とその娘』を見る。総会屋というアウトローを迫力たっぷりに演じた志村喬の凄まじい演技が全て。株主総会の帰趨をたった一人でひっくり返すその言葉の重みに虚実の枠を超えた凄みを感じさせられるのである。

 ラストの人情劇には賛否あると思うけれども、久しぶりに役者の力というものを痛感させられた映画であった。

 モノクロ・ハイビジョン画質は暗部が浮き気味で、ぼんやりと横線が見えるのがつらい。明るい場面でも透明感が今ひとつであり、まあ、逆に言えばいかにも日本映画専門チャンネル的な画質であったなと(笑)。

 終了後、録画しておいた「黄金伝説」など見て午前2時半就寝。

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受信: 2011年2月12日 (土) 09時36分

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