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2011年3月17日 (木)

3月16日(水) 「河内の王さんの唄」

 ああ、王さんが大阪に!信じられないくらい馬鹿げた西日本新聞の記事。<2011年3月16日 14面から引用開始>冷める牛丼、コーヒー入れる途中・・・ 計画停電 詳細伝わらず飲食店、コンビニなど混乱 東日本大震災を受けて東京電力が15日に実施した計画停電(輪番停電)で、対象地域の飲食店やコンビニ、スーパーなどの営業が混乱した。実施地域や時間の詳細が直前まで知らされなかった上、前日の計画停電が一部地域に限られて肩すかしを食らったこともあり、十分な備えをしにくかったようだ。「やっぱり冷めてしまう」。埼玉県上尾市の牛丼チェーン店従業員はため息をついた。事前にフランチャイズ本部から午前6時20分の停電開始の可能性を伝えられていたが、その時刻になっても始まらず、午前7時にいきなり電気が消えた。

 牛丼と米飯は容器のふたをなるべく空けずに(ママ)保温。それでも3時間も電気を使えなければ限界があり、若干冷めたものを出すしかなかった。近くのドーナツチェーン店では、コーヒーなどの飲み物を作っている最中に電気が切れた。「もう少し前に停電を教えてくれればいいのですが」と女性店員。客がドーナツを買うと、レジを打つ代わりに売り上げを伝票に手書きで記した。

 午前10時前に停電になった埼玉県戸田市。店内の照明が落ちて暗くなったコンビには、冷凍食品とチルド弁当の陳列ケースに保冷用のシートが掛けられていた。ある大手スーパーの入り口には「お店を閉めております」と張り紙がされ、買い物に来た主婦は困惑顔だった。<引用終了>

 この地震は太平洋戦争以来の国難である。東京電力もやりたくて計画停電をやっているわけではない。この国難による電力の不足に対応するためにやむなく実施しているのだ。それを停電が原因で人が死んだというような報道ならともかく「牛丼が冷めた」「コーヒーが入れられない」という程度の問題であげつらう神経が信じられない。JR福知山線脱線事故の後、何を考えたのか知らないが、今日はどこそこの駅で何メートルオーバーランしたというどうしようもない報道を延々やっていたのに呆れさせられたけれども、この記事のバカさ加減はそれをはるかに上回る。頭がおかしいのではないか。

 報道記事としてもあまりにも稚拙だ。「実施地域や時間の詳細が直前まで知らされなかった上」と書きながら「事前にフランチャイズ本部から午前6時20分の停電開始の可能性を伝えられていたが、」と続けるのである。こんな矛盾した文章を平気で載せているようでは公器としての資質を疑われても仕方あるまい。

 「食卓の向こう側」といいあのインドのおばさんといい、あまりにも酷い記事が多すぎる。もういい加減に西日本新聞を見限るべきなのかも知れませんな。

 本日は休みであるけれども午前中はいろいろあってお仕事。昼飯は一番山ラーメンでラーメン・小炒飯、替玉。午後2時に帰宅してプロジェクターを起動。WOWOWハイビジョン録画の『秘密』を見る。これがまたさあ、酷い映画でさあって最近はほんとこればっかりだよ(笑)。

 バスの事故で死んだ娘の肉体に母親の魂がやどるというストーリーはいいのだけれども、この映画はそうした設定を使って何を語りたいのかということがまるっきり見えてこない。突然、若い肉体と別のパーソナリティを持つことになった母親が己のアイディンティティに悩むのかと思いきや、「うん、あたし頑張る」とか言っちゃって医大に合格しちゃうし(笑)まるっきりさばさばしている。ならば夫婦の関係を問い直すのかと思えばそっちはそっちで下世話なセックスの問題に収斂してしまいちっとも説得力がないのだ。

 死んだ娘のことがなおざりにされているのもなんだかなあ。

 事故の原因であるバスの運転手も凄いぞ。この運転手は家族のために会社にナイショでバイトしており、極端な睡眠不足に陥っていた。そのせいで居眠り運転してバスを谷底に転落させたのである。言い訳のしようのない業務上過失致死なのだが、この映画では何故か「家族のために」という理由で免責しちゃう。それどころか美談扱いなのである。運転手の息子が爽やかな笑顔で「あ、親父、やっぱり居眠り運転でした」と言った時には事故の被害者でもないのに(笑)殺意を覚えたくらいだ。

 そして最大の問題があの蛇足としかいいようのないオチ。娘の魂がときどき戻ってくるようになる。そして母親の魂はその役目を終え、夫に見守られながら静かに旅立つという感動のクライマックス(わたしはニヤニヤしていましたが)をやっておきながらぬけぬけと「いや、実は娘の魂とかどこにもなくて、妻がお芝居していたのです」というのである。一応、「夫が妻離れできないから、お芝居して踏ん切りをつけさせた」という理由があるらしいのだが、それ以前にあのクライマックスの後にこうしたオチをつけねばならない理由が1パーセントも見えてこないのだ。

 でも、こんな映画でもネットの評判が意外に良かったりするんですよ、世の中間違ってますよ。

 ハイビジョン画質はスキントーンの描写が素敵。綺麗な女優さんの肌というのはもうそれだけで眼福ものですね。音声はステレオ。BGMが非常に綺麗に聞こえる。リア音場の情報量も申し分なし。

 終了後、事務所へ戻って自炊作業。

 夕食はトンカツ、生野菜、天然ヤズの刺身。ビールを2缶飲んでゴハンを一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後輸入ブルーレイで『遊星からの物体X』を見る。いやあ、プロジェクターをX3にリプレイスしてから初めての観賞だけれども、物凄く映像が綺麗だなあ。物体のぬるぬるぐちゃぐちゃ加減も凄くリアルで初めてこの映画の真髄に触れたと言っても過言ではあるまい(大げさ、大げさ)。

 終了後、シャワーを浴びてお酒。プロジェクターを再起動させてこの間録画した日本映画専門チャンネルHDの『日本一のゴリガン』を40分ほど。人見明の「おぺんぺんでちくと一杯」(芸者を上げて一杯やりましょうの意。おぺんぺんというのは三味線の音と思われる)という台詞やルーキー新一の凄まじいボケっぷりに大笑い。

 就寝午前1時過ぎ。

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