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2011年7月16日 (土)

7月15日(金) ブルマ寅次郎

 大変だよ、寅さんが男の娘になっちゃったよ!まあ、こんな駄洒落を書いていますけれども、私自身“男の娘”がどんなものか、いまひとつ分ってなかったりします。綾辻行人の「どんどん橋落ちた」収録の「伊園家の崩壊」に大爆笑。いわゆるサザエさんパロディでミステリーをやっているという大怪作だ。

 ネタバレ ネタバレ、ネタバレ

 伊園常 買い物に行った八百屋の店先で突然、発狂。持参の出刃包丁で人に切りかかり3人を殺害した挙句、出刃包丁を胸につきたてて自殺。享年50歳。
 伊園民平 妻の非業の死に大ショックを受けて酒びたり。定年間近の会社にも行かなくなってパチンコ等のギャンブルに狂って大借金をこさえた挙句、常の死から一年半後酔って公園で寝込んで凍死。
 福田笹絵 覚せい剤に溺れる。その目は暗く澱んでいた。
 福田松夫 現実に耐え切れなくなったのか、若いOLと浮気。その目は暗く澱んでいた。
 福田樽夫 小学校3年生 常や名前のことで同級生から酷いイジメを受けている。その目は暗く澱んでいた。
 伊園和男 常の死、民平の堕落でやる気を失い落ちこぼれに。高校へは行ったものの急速にぐれて今や立派な不良少年。小学生からの友達 中島田とつるんでいる。その目は暗く澱んでいた。
 伊園若菜 事故で両足を失い車椅子生活。
 波尾盛介 妙子 息子の育也に悩まされている。
 波尾育也 幼稚園に通ってもいい年頃なのだが知能の発達に問題があるらしく、いまだに「ばぶー」「はーい」としか喋れない。彼の趣味は動物をいじめること。野良犬を台所から持ち出した刃物で惨殺したことがある。その幼い目は暗く澱んでいた。

 なんという酷い設定(笑)。サザエさん一家が飛行機事故で海に墜落という都市伝説よりヒデーや。そして伊園家を襲う悲劇はこれだけではない。まず、笹絵が自身の保険金で借金をまかなうべく偽装自殺。若菜も自殺。樽夫はカッターナイフを手にいじめっ子達に反撃を試みるが袋叩きにされた挙句死亡。和男もバイク事故で死亡。その一ヵ月後松夫が駅のホームで線路に転落、入ってきた電車にひき潰される。自殺かどうかは不明である。

 ぜひ、「サザザさん」で映像化して欲しいっすね(笑)。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昼飯にゆきみ家で醤油ラーメンとミニカレーのセット。ンまい。夕食はイサキと天然鯛の刺身。ンまい。あとはカレー。ビール2缶飲んでカレーを一皿。〆のコーヒーは如例。

 その後本日届いたばかりの米国盤ブルーレイ 『アフターライフ』を見る。いやいや、これはなんというか、怪作としか言いようのない作品だ。自分の死を納得できない死者たちと話すことのできる葬儀屋リーアム・ニーソンと、恋人と完全な勘違いで大喧嘩して車を飛ばした挙句自動車事故にあって死亡したクリスティーナ・リッチの2人を中心にストーリーが進んでいくのだが、最後の最後まで、クリスティーナ・リッチが本当に死んでいるのか、いないのかはっきりしないのである。

 監督のインタビューによると「吐息で鏡が曇るんだから生きているに決まってるじゃん。あの葬儀屋の能力はインチキだったんだよ」と言うことらしいのだが、それにしては矛盾や腑に落ちぬ点が多すぎるのだ。鏡に映っていたクリスティーナ・リッチの死体顔はなんだったのだ?ひょっとしたらリーアム・ニーソンが逆エンバーミングしていたのか(笑)。あのクリスティーナ・リッチの姿を見てしまう少年の存在もおかしくなってしまうぞ。この少年には死者の魂を見て、話せるという葬儀屋と同じ力があるらしいのだが、監督のいうようにクリスティーナ・リッチが生きていたのなら、この少年の能力が宙に浮いてしまうのだ。彼女が生きているのならその姿を見るのに特別な力など必要ないではないか。せっかく、おそらくはかなり昔に死んでいるのであろう母親や、彼女が見ている白黒テレビという映像を使って少年の力を強く印象付けているのにこのシウチはないだろうと思うのである。

 母親は実は生きている人でただ死んだ人の如く陰気な風貌であるという解釈も成り立つだろうが、それでもあの白黒テレビの古い映像はごまかせないぞ(笑)。

 あ、クリスティーナ・リッチは思いっきりヌードになってます。エンバーミングのため、黒い上着を切り裂くとその下から赤いセクシーな下着が現れる場面も実にエロティックです。この映画はそれだけで十分だったりもします。

 ハイビジョン画質は暗部に透明感がないのが不満。ただそのハイコントラストでフツーなら飽和してしまうようなリッチの白い皮膚をきちんと描写してみせたのは立派であった。音声は今時珍しいリニアPCM5.1チャンネル。音圧が低くいくらヴォリュームをあげても満足できる音が出てこない。結局通常より10ノッチも高い音量で見る羽目になった。そのサラウンドも落雷の音には力があったものの、包囲感が薄くまったく満足できないもの。台詞の定位の良さだけが救いか。

 その後シャワーを浴びてお酒。お供は自炊してiPADに入れた「ヌイグルメン!」 いやもう何だか無闇に面白いな。なんで、こんなに楽しい漫画がたった4巻で終わっちゃったかな。

 就寝午前1時過ぎ。

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