« 8月19日(金) ヤコペッティ暮らしに蛆がわく | トップページ | 8月21日(日) 妾っ子 »

2011年8月21日 (日)

8月20日(土) 「ブルーバック・ジャック」

 「監督、合成技師の軽部さんがやめちゃいました」「えー、そんなの困るよ、なんでー」「そりゃ、ビルの窓全部に逃げる人を合成するなんてそんなややこしいことできませんから」「だって、僕の映画にはどうしてもその特撮が必要なのよ」「監督、どうしてもとおっしゃるならただ一つ手がありますよ、どんな合成でも易々とやってのけるモグリの合成マン、ブルーバック・ジャックに頼むのです」モグリの合成マンって何?」

 最近、ニュースで頻繁に使われる言葉に「ゲリラ豪雨」というのがある。これも集中豪雨の言い換えというぐらいのニュアンスで使われるのなら納得がいくのだが、昨今のニュースではどうみてもせいぜい夕立レベルの雨でさえ、とかくゲリラ豪雨と呼びたがるようである。ある局ではゲリラ豪雨ならぬゲリラ雷雨という訳の分からない言葉まで使っていたので思わず笑ってしまった。

 我が日本には夏季のスコール的な雨を「夕立」と呼ぶという誠に典雅な風習があるのだ。それをゲリラなどというブッソウで情緒のかけらもない言葉にことさら置き換えようとするのはなぜなのか。ひょっとしたら放送局の上層部にゲリラという言葉にチェ・ゲバラのイメージを重ねて好意的に見ている層がいるからではないのかとさえ勘ぐってしまう。

とにかく、私はこのゲリラ豪雨という言葉がケータイ、チョー何々という白痴的な流行り言葉と並んで大っきらいだ。もう少し言葉のイメージとか美しさを大事にしようよ、俺ら、日本人なんだからさ。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昼飯にコンビニのサンドウィッチとコーヒー牛乳。昼飯はパックのゴハンを海苔で食べた。夕食は鯵の叩き、カツオのタタキ、生野菜たっぷり、竹の子じゃがいも、鶏肉の煮物。ビール2缶飲んでゴハンを一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後WOWOWハイビジョンで『ジョニー・マッドドッグ』を見る。この作品については巷間「加害者でもあり犠牲者でもある子供たちの未来を慮るとき、この作品の痛烈なメッセージが聞こえてくる」<http://www.cinemaonline.jp/review/kan/11922.html>という評価がされがちであるが、もう一つ忘れてはならない側面がある。それはこの戦争が少年兵たちにとっての「僕たちの好きな戦争」(小林信彦)であるということ。日常では貧困に苦しみマトモな生活など思いもよらないような環境にある彼らが戦争という事象の中で“強く”なれる。老人から豚を奪っても構わないし、普段は雲の上の存在である女性ニュースキャスターだってレイプしちゃうぞ。そう、彼らはまさしく強くなった自分たちを楽しんでいるのだ。

 ハイビジョン画質は暗部に暴れがあるもののフィルムモードで対処可能。面白いことに全般的に明るいシネマモードよりフィルムモードの方が絵に立体感が出てくるようだ。音声はAAC5.1チャンネル。緻密な音場、落ち着いた重低音が戦場のリアリティを私のシアタールームまで運んできてくれた。

 終了後、シャワーを浴び事務所へ行って自炊作業。

 帰宅後、WOWOWハイビジョン録画の『裏窓』を40分ほど。やたらにグレイニーなのだけれどもこれまたフィルムモードでかなり見やすくなる。

 それからテレヴィをだらだら見て午前2時過ぎに就寝。

|

« 8月19日(金) ヤコペッティ暮らしに蛆がわく | トップページ | 8月21日(日) 妾っ子 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 8月20日(土) 「ブルーバック・ジャック」:

« 8月19日(金) ヤコペッティ暮らしに蛆がわく | トップページ | 8月21日(日) 妾っ子 »