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2011年8月30日 (火)

8月29日(月) 「仮性包茎は見ていた」

 どんなドラマだ。『地球は壊滅する』(『Crack in the World』 1964年)の続きです。爆発する火山、流れ出る溶岩、火から逃げ惑う動物たち、可哀想です、悲惨です。その惨禍を招いた張本人のソーレンソン博士は病気の悪化もあって塞ぎこんでおります。マギーがやってきても「ふん、テッドが今や、計画のリーダーか。君も沈む船から逃げ出すのだな」などと言う始末。マギーを泣かせてしまいます。

 しかし、それでもソーレンソン博士は優れた科学者でした。彼はテッドと協力して核ミサイルによる核爆発を詳細に分析、スペクトルグラフの波形からこの爆発が水素爆弾によるものに非常に近いということを発見したのであります。つまり、マグマが何らかの影響を核爆発に与え、その爆発を100万倍にも高めてしまったと言うのです。原爆が水爆に早変わり。いや、これは私が言ったんじゃないですよ、ソーレンソン博士ですからね、私は知りませんよ。

 ならばどうするか、「同じエネルギーで対抗だ」といういささか無茶な論理で(笑)立案されたのが「火山の底に水爆落っことして爆発させ亀裂を止めよう作戦」(そのまんまやんけ)。水素爆弾に耐熱保護を施して火山の底のマグマに叩き込もうというのです。そしてその作戦を実際に行うのがテッドと同僚のスティーブ。耐熱服を着てワイヤーで吊るされた水爆を火口の崖に引っ掛からないように誘導しなければなりません。

 さて、作戦開始。舞台は火山島フォーチュンアイランド。この火口にやぐらを組んで水爆を吊り下げそろそろと降ろしていこうという寸法であります。でっぱりに水爆が引っ掛かるたびに押したり引いたりして外すテッドとスティーブ。火口の中は地獄のように暑いし水爆は重たいしで大変な作業。そして観客の予想通り悲劇が起こります。スティーブの安全ワイヤーが岩壁と水爆に挟まれてぶつりと切れてしまったのです。「ひいいい」と悲鳴を上げて溶岩の中にじゃぼんと落っこちるスティーブ。あっという間に溶けてしまいました。

 戦慄するテッド。しかし作業をやめる訳には行きません。彼は何とか壁に引っ掛かった水爆を押し出すとリリースレバーを引き、溶岩の中に落っことします。難事を終えて失神するスティーブ。幸い急いで引き上げられ酸素吸入をされて息を吹き返したのですが、その時の台詞が宜しい。「どんな気分だ」と聞かれて「うーん、ミディアムレアみたいな」だって(笑)。

 子供の頃の記憶ではこの時水爆に足を挟まれて「痛い、痛い」と悲鳴を上げる人がいたはずなんですがね(笑)。たしか、テッドが慌てて水爆を引くと「痛い、痛い」じゃあってんで押してみたらやっぱり「痛い、痛い」押しても引いても駄目、困ったテッドが思わず「お前は処女か!」とツッコンだという・・・。すいません、前半は単なる記憶違いですが後半はさすがにツクリです、すいません、すいません。

 テッドたちスタッフはヘリコプターで緊急避難。近くの海岸で爆発を観測するための準備に取り掛かります。そして水爆が予定通り爆発。あっ、フォーチュンアイランド消し飛んじゃった、全然、フォーチュンじゃないよ(大笑い)。これで裂け目の進行が食い止められたかと思われたのですが・・・。

 マギーはビルからソーレンソンが末期ガンであと一週間の命ということを知らされ、急いでアフリカの研究所に戻ります。そして続く凶報、実は裂け目の進行は止まった訳ではありませんでした。水爆でその方向がそらされただけだったのです。なんと裂け目はぐるりと回って出発点である研究所へ戻っていくというのです。はたして研究所から21マイルの海岸に火山活動が観測されたのでした。

 このことを知ったテッドも研究所へ戻ります。そしてマギー他二名のスタッフを連れてジープで火山活動を視察。避難誘導をしたりしています。その時、また別の裂け目が現れた!あ、避難民を満載した列車がその裂け目に向かってまっしぐらだ。テッドたちはジープで列車と併走して機関士に「おーい、戻れ、そっちは危ないぞ」と警告するのですが、無視されてしまいます。そして裂け目が引き起こしたがけ崩れに鉄橋もろとも飲み込まれてしまったのでした。列車の残骸を無表情に映し出すキャメラ。ウウーム、やっぱり私はこんな場面が見たかったのだ。

 二つの裂け目は研究所付近で合流する模様。そうなればただでは済みません。大量の土塊が地表から宇宙へ放り出されてしまいます。地球壊滅か、それとも助かるのか、事態は余談を許しません。研究所のスタッフは大慌てで逃げ出します。

 そんな中、研究所の司令センターでテレビモニターを見ながら状況をテープレコーダーに記録するソーレンソン。数十億年に一度の出来事を観察する絶好のチャンスだという訳です。マギー、テッドが危険を冒して司令室まで行き、逃げようと説得するのにも耳を貸しません。それどころか、一度、「うん、分かった、逃げる」と2人を安心させておいて、「あ、薬とってきてくれる」 2人がまんまと騙されてソーレンソンの部屋へ薬を取りに行こうとしたところでソーレンソンは司令センターの頑丈なドアを閉めてしまいます。

 仕方なく彼を諦めて脱出を図るマギー、テッド。研究所の天上が崩れてくる中、エレベーターで地表へ出ようとしたのですが、突如、岩塊が壁を突き破った。エレベーターは停止してしまいます。後は自力でエレベーターシャフトを登るしかありません。はしごからマギーが足を滑らせて宙吊りになるというサスペンス場面を挟んで、なんとか地表へ出ることができました。

 地表では凄まじい火山活動が続いていました。まるで溶岩の海であります。そしてついに二つの裂け目が合流、大爆発が起こります。大光球がまるで大砲の弾のように打ち出され衛星軌道へ上昇していくのでした。三日月と並ぶ大光球。

 抱き合う2人にかぶさるようにエンドマーク。

 画質・音質(リニアPCMモノラル)は共に極上レベル。クリアな映像で大爆発シーンを見る。こんな愉悦は年期の入ったオタクだけに許されたものですよ。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昼飯に冷凍うどんのぶっかけ。電子レンジで温めるとお湯よりコシがあるように思えるのは錯覚か。夕食はカツオの刺身、カラスカレイの煮付け、冷奴。ビール一缶飲んで山芋でゴハンを一膳。〆のコーヒーは如例。

 その後WOWOWハイビジョン録画の『デスノート L change the WorLd』を見る。冒頭の爆発シーンの出来の良さ、無駄に凄い工藤由貴の存在感などもあって『デスノート』シリーズのもう1人の主役 Lこと松山ケンイチに焦点を当てたスピンオフ作品としてはなかなかの出来になると思ったのだが、はい、この予想は大外れ。中盤あたりからストーリーの整合性ががしゃめしゃになってしまいました。FBIが味方についてくれるのだから、そっちに抗ウイルス薬もまかせればいいじゃないか、なぜ危険を冒してまであの医者に連れていく必要があったんだとか、あの娘の設定が「父親から薬を打たれていたからウィスルを押さえ込むことができた」から「ウィルスは低血糖に弱い。娘は低血糖症だったからウィルスを押さえ込むことが出来た、あの注射は低血糖症の薬だった」と二転三転してもう訳が分からんとか、文句の言いっぱなし。

 そして最後の最後まであの少年(ウィルスで全滅したタイの寒村のたった一人の生存者)の素性を明らかにしないのもむちゃくちゃ。抗ウィルス薬開発に抗体を持っているらしい少年の存在がいかに重要なのか、天才の筈のLにも良く分かっていなかったらしいのだ(笑)。その少年のお陰で抗ウィルス薬のヒントを掴んだ医者は「うーん、これ製造するには時間が掛かるんだよな」と悩むのだが、30分もしないうちにジャンボジェットの乗員・乗客分のカプセルを用意しているという・・・。

 何よりいかんのはあのウィルスを撒こうとしている団体が『12モンキーズ』そのまんまのこと。多少、細部のプロットが似てしまうのはやむを得ないことであるけれども、それでもちょっとは捻れやと言いたくなってしまう。

 ハイビジョン画質は例によって暗部に暴れがありフィルムモードでの観賞となる。音声はAAC5.1チャンネル。十分なサラウンド感、フロントリアの移動感の表現、分厚い重低音など、文句のつけようがなし。

 ちょっと気になったこと。劇中に唐突にFBIの捜査官 駿河(南原清隆)が登場するのだが、これはアレだよね、『ゴジラ対メカゴジラ』の「インターポールの南原です」のもじりだよね(笑)。違うかな、Do I Think too Much?

 シャワーを浴びて自炊作業。その後だらだらとテレヴィを見て午前2時就寝。

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