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2011年9月29日 (木)

9月27日(火) ユーロの色は?

 笑福亭鶴光師匠の欧州旅行。もうすぐ「フランケンシュタイン #5」を読み終わるのであらかじめ買ってあったスティーヴン・キングの中編集「フルダーク、ノースター」を裁断して電子化する。ところが裁断はともかくとしてスキャンが実にやりづらかった。紙質が異様に薄いためかスキャンスナップS1500が上手く読み込んでくれないのである。いきなり頭から3枚同時に引っ張り込んだり、一番下のページをすっ飛ばしてしまったりする。通常、40枚セットするところを半分の20枚程度に抑えてみたのだが、それでも頻繁に重送が発生してしまうのだ。

 ただでさえ580ページの分厚い本なのである。途中、何度、ああ、もういいや、電子化は諦める、11月のキングの長編まで我慢する!と思ったことか(笑)。

 それでも辛抱を重ねてなんとか電子化を達成したけれども、ページ抜けチェックの時間まで入れたらほぼ一時間を要してしまった。クーンツのペーパー・バックス 「フランケンシュタインシリーズ」ではこんなことはなかった。なぜ、同じペーパーバックスでこんな違いが出てきてしまうのであろう。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昼飯に冷凍食品の醤油ラーメン 321kcal。博多万能葱をたっぷり入れてくうと確実にサッポロ一番醤油ラーメンより美味い(笑)。麺の解凍はレンジで出来て便利だし、また値段も100円ぽっきり。これからはこっちにしようかな。

 夕食はカンパチの刺身、オムレツ、生野菜。オムレツは皮の内部がとろとろで実に美味しい。まあ、これは母親の腕というよりは偶然、半熟になったと言った方がいいのだが(笑)。ビールを2缶飲んでゴハンはなし。〆のコーヒーは如例。

 その後、輸入ブルーレイで『ハンナ』を見る。いやいや、これは期待通りの面白さ。ハンナの正体は予想通りであったけれども、その謎を上手くひっぱり最後まで異様なまでの緊張感を持たせた脚本が素晴らしい。また、エリック・バナに鍛え上げられた少女殺人マシーン、ハンナはその肉体能力こそスーパーソルジャーの域に達しているのだが、まったくの世間知らず。エリック・バナ以外の人間は知らず、またコンピューターはおろか電気についてすら実体験を欠いている。そんな彼女が1人の少女と知り合って次第に心を許していくさまが可愛くって可愛くって。まあ、その少女はハンナの凄まじい殺人技を見てドン引きしてしまうのだけれども(笑)。

 ラストのカッコ良さも出色だ。自分の正体を知ったハンナ、追って来るケイト・ブランシェットに「私はもうこれ以上誰も傷つけたくない」と愁傷なことを言うのだが(笑)、奇策を使って矢を放ち彼女と相打ちとなる。そして力尽きて倒れたケイト・ブランシェットを冷たく見下ろして「心臓外しちゃった」と呟く彼女。実はこの台詞は冒頭、矢で倒したヘラジカに対して投げかけた言葉と一緒なのだ。

 「心臓はずしちゃった」で幕が開け、「心臓はずしちゃった」でエンドマーク。クッ、しびれるねえ。

 ハイビジョン画質は暗部が安定しない。たくみなグレインの扱い、晴天の雪林という難しい条件でもまったく飽和することのないハイライトなどの利点もあったのだが、この暗部では合格点を与えることはとうていできぬ。音声はDTS-HDマスターオーディオ。特に感心させられたのがエリック・バナが尾行のエージェントを引っ張って地下鉄へ降りていく場面。彼の動きにあわせて様々な環境音がその位置を変えていく。この精密な音場は現代ハリウッドのサラウンドメイキングの巧みさを如実に示すものと言えるだろう。

 シャワーを浴びてからチャンネルNECO HDで録画しておいた『恋するナポリタン』を見る。伝え切れなかった思いを胸に死んでいった男。そんな彼につかの間の生が与えられる・・・というストーリーはロマンチックかつ、この手の映画としては中々に良く出来ている。だけど、無理やり組み込まれたとしか思えない“脳腫瘍”のお陰で全てが台無しだ。なぜ、こんな映画まで難病・死ぬ死ぬにしなければならないのか。

 その脳腫瘍の描き方も不恰好極まるもので、主人公(というか、コックの主人公の魂が憑依した?ピアニスト)がとにかくドターン・バターンとぶっ倒れる。何回もドターン・バターンを繰り返すので、まあ、そのうち一回は芝居だったけれども、ラストの海岸の場面に余韻もへったくれもなし。それどころか波打ち際でこれまたドターン・バターンとぶっ倒れるのにこらえきれずに大笑いしてしまったよ。こんな映画でその最後の死に様がドターン・バターン、作った人の感性を疑わずにはいられませんわ。

 こういうのをドタバタ喜劇ならぬドタバタ悲劇というのだ(ウソ)。

 この“脳腫瘍”は劇中でかなり唐突に出現する。いや、一応、主人公(ピアニスト)が頭痛を訴えて失神する場面が脳腫瘍の症状なのであろうが、これが脚本の不味さによって主人公(コック ああややこしい)の魂が憑依したゆえの精神的混乱によって引き起こされたとしか思えないのだ。

 だから、医者から脳腫瘍、それも末期で手の施しようがありません、正直、今でもちゃんと生きているのが不思議なくらいですと告げられて「えええっ!」驚く槇原仁子が物凄く滑稽に思えてしまうのである。

 あと、地味な爆笑ポイントをもうひとつ。主人公(コック)が料理の素晴らしさに目覚めた甥に料理指南。良き料理は良き材料からということで幽鬼じゃなかった有機栽培の畑へ連れていく。甥は、土から掘り出したばかりの芋を見て「美味そう」そのままがりりとかじるのだ。そんな奴ァいねええ。

 この映画はまあ、ヤバそうなのが分かっていたので(笑)プロジェクターは使わずにソニー ブラビア32EXでの視聴となった。だから画質の評価等はなし。

 終了後、シャワーを浴びて自炊作業。

 午前12時過ぎまでやって後はテレヴィ。「トンデモ本大賞前夜祭」の記録DVDも最後まで見た。

 就寝午前2時半。

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