« 11月3日(木) お歯黒の味 | トップページ | 11月5日(土) 『私は改になりたい』 »

2011年11月 5日 (土)

11月4日(金) 「オブザーバーは魔女」

 「オブザーバーは16歳」なんてのもアリですな。昨日の日記で触れた「フルダーク、ノースターズ」のペーパーバック版ボーナス短編(笑)、「Under the Weather」がアマゾンのKindleストアで安価でダウンロードできるのではないかと思ったりしたのだが、結果から言うとペケ。単独での販売はされないようである。

 やっぱり読みにくいけどソニー READERに入れてある奴で我慢しなければなるまい。

 さて、その「フルダーク、ノースターズ」だが、既に読了している。最後の短編 「ア・グッド・マリッジ」はこんな話。ダーシーとボブは27年間連れ添った夫婦。しかし、夫が出張で出かけている間、テレビのリモコンを取りに行ったダーシーは作業机の下に怪しい隠し物入れがあることに気づく。中に入っていたのは女性の図書館カード、献血カード、そして運転免許証。その女性の名前を見てダーシーは愕然となる。それはこの30年近くに渡って世間を騒がし続けているビィディーという連続殺人鬼の11番目の犠牲者だったのだ。ダーシーは彼女の顔をニュースで見ていたのである。

 「奥さまの名前はダーシー。そして、だんな様の名前はボブ。ごく普通の二人は、ごく普通の恋をし、ごく普通の結婚をしました。でも、ただひとつ違っていたのは……旦那様は連続殺人鬼だったのです」


 ダーシーはボブの過去の出張記録を調べる。すると過去の事件と彼の行った先が一致するではないか。ダーシーは絶望する。

 ボブは出張先から帰宅。電話の時にダーシーの様子がおかしいことに気づいて予定を早めて帰宅したのだ。彼は隠し物入れを調べてダーシーに自分の犯行がバレたことを知る。彼は寝ているダーシーを起こし、自分の罪を告白。そして、君のために連続殺人をやめるからこのまま黙っていて欲しいとかなり虫の良い(笑)ことを言い出す。

 彼らには独立して広告会社を立ち上げ、今まさに業界に船出しようとしていた息子がいた。結婚を控えた幸せ一杯の娘がいた。これでボブの犯行が露見すれば全てがパアになってしまう。ダーシーはしぶしぶ彼の申し出を受け入れるのだった。

 しかし、彼女の頭からは11人の犠牲者のことが離れない。巻き添えになって11歳の男の子も殺されている。しかし警察には通報できない。思い悩んだダーシーはほろ酔い加減のボブを階段から突き落とす!「えい!死んじゃえ」階段をどてぽきぐしゃと転げ落ちたボブ、全身のあちこちをがしゃめしゃに骨折して瀕死となる。ダーシーは台所からプラスチックバックを持ってきて彼の口に押し込み窒息死させたのだ(わああ)。

 警察は彼女の証言を疑わなかった。ボブの死は単純なる事故死として処理される。そして彼の葬式も滞りなく行われた。ダーシーは願う。「神様、もしあなたが本当にいらっしゃるのだったら、これでオシマイにして」

 だが、そうは問屋が卸さなかった。

 仕事はまあ、いろいろあった。食ったもの、朝飯にコンビニのサンドウィッチとコーヒー牛乳。昼飯はちょっと気が狂ってリンガーハットでミニちゃんぽんと餃子・オニギリのセット。おー、ここのちゃんぽんのスープはちゃんとした豚骨ベースだけど他のラーメン屋と違って下痢しないなあといういささか、一般人とは異なった視点で評価。汚いなんていわないでね。

 夕食は昨日の残りのカレー、鯛の切り身と豆腐を使ったちり鍋、天然カンパチの刺身。鯛やカンパチをつつきながらビールを1缶。そしてカレーを四皿、カレーがなくなってしまったが、今宵の私には鍋の残りスープという強い味方がある。これで鍋一杯のおじやを作って飯粒一つ残らず平らげた。幸せだ。〆のコーヒーは如例。

 その後WOWOWハイビジョン録画で途中まで見ていた『十三人の刺客』と『ボックス』を最後まで。『十三人の刺客』は久々に豪奢な時代劇を見られたというヨロコビが全て。キャラクターの男気も気に入ってオリジナルを見たことのない私でも十分に楽しめた。約2時間30分の長尺であるが、まったくダレることがなかったのも素晴らしい。

 『ボックス』 ストーリーそのものはなかなか面白いのに、どうして途中で「ああ、もういいや」と飽きてしまうのだろう。それは一重に市原隼人のワンパターンな演技と2時間8分という長さのせいだ(笑)。それにボクシングの試合が分りにくいのもいかん。このあたり、脚本の人は梶原一騎先生の分りやすい語り口のメソッドを学ぶべきだ。見る人がみんなボクシングに詳しい訳じゃないのだから。

 このプログラムは10.01以前のもの。解像度が甘く奥行き感が感じられないが、暗部の明滅がないだけで高得点を与えられる(笑)。AAC5.1チャンネルは試合の場面でその威力を発揮。適度な重低音の付与も好ましい。

 その後シャワーを浴びて自炊作業。その後は「フルダーク、ノースターズ」を読んだのである。

 就寝午前2時過ぎ。

|

« 11月3日(木) お歯黒の味 | トップページ | 11月5日(土) 『私は改になりたい』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 11月4日(金) 「オブザーバーは魔女」:

« 11月3日(木) お歯黒の味 | トップページ | 11月5日(土) 『私は改になりたい』 »