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2012年4月28日 (土)

4月27日(金) アホ毛の山も今宵限り

 どんな山だ。『暗闇の悪魔 大頭人の襲来』 この作品はねえ、私がまだ中学生の頃、「スターログ別冊 スターログ別冊異星生物240」で「ラストでティーンエージャーが車のライトで宇宙人をやっつける」と紹介されていたのを読んで、「わっ、ひでえ、どんな映画だ、見たい、見たい」いたいけな少年の夢が30余年の時を経てついに実現したという。まあ、実現したところで格段に嬉しいなんてことはなかったですなあ。

 オープニングクレジットはこんな映画なのにちょっと洒落ておりまして「本当にあった円盤の話」というタイトルの本をめくると出演者・スタッフの名前が書かれているという仕掛け。そして自称投資家で舞台となるヒックスバーグの町に引っ越してきたばかりのアーティ(リン・オズボーン)のナレーションで映画が始まります。

 この町は田舎ですから若者はタイクツを持て余しております。週末の楽しみは恋人の丘に車で出かけていっていちゃつくぐらい。ところが、その恋人の丘は酪農家のラーキン(レイモンド・ハットン)さんの私有地でもう、ラーキンさん、カンカンになっております。おまけにこの若者達は車からビールの空き缶をぽんぽん捨てくさる。またラーキンさんの牛がこぼれたビールを飲む訳です。ラーキンさん、「オラとこのベコは松阪牛か」と激しくイラついているのでした。ちなみに「松阪牛」の商標登録された正しい呼び方は、「まつさかうし」ですよ。「まつざかぎゅう」でも「まつざかうし」でもありません。ご存知でしたか、皆さん。

 さて、ダイナーで飲んでいたアーティとその相棒ジョー(フランク・ゴーシン)。アーティは帰宅したのですが、下半身の昂ぶりを押さえきれないジョーは車でナンパに出かけます。そしてその彼の前に現れたのは光を発する空飛ぶ円盤でした。

 その光はヒックスバーグの町からも見えました。カフェでこの光を目撃した空軍中尉ウィルキンス(ダグラス・ヘンダーソン)はさっそく基地に戻ってアンブローズ大佐(サム・バフィングトン)に報告します。

 そしてここで登場するのが実質的な映画の主人公であるジョニーとジョアンのカップルであります。ガソリンスタンド店員のジョニー(スティーブ・ターレル)と市議会議員令嬢のジョアン(グロリア・カステロ)は交際をジョアンのお父さんに反対されているのですがやっぱり下半身の昂ぶりを抑えきれなくって(こればっかりですな)車で恋人の丘へ急行。他のカップル達に混じってあんあんあへあへやっております。

 その時牛がとことこやってきて抱き合っているカップルを脅かします。いや、こんな場合、ジョニーとジョアンを脅かすと思うのですが(笑)。

 さて、円盤を目撃したジョー、アーティと同居している家に戻りまして、ぐーぐー寝ている彼をたたき起こそうとします。「空飛ぶ円盤だ、凄いもの見つけちゃった、これで俺たち金持ちだ」しかし、まったく信じようとしないアーティはジョーを突き飛ばして再びグー。ジョーは仕方なしに一人で円盤の元へ戻ります。

 その頃空軍ではアンブローズ大佐が出動命令を発令。どうやら、空軍は何度もこの手の円盤と遭遇しているらしい。なんでも多数の航空機が円盤のために墜落しているらしいのです。大佐は今度こそ捕まえるのだと無闇に張り切っております。

 さて、とりあえず気が済んだジョニーとジョアンは帰ろうとしてヘッドライトをつけたのですが、他のカップル達から大ブーイング。「ラーキンさんに見つかったらどうするんだ」という訳。仕方なしに無灯火で帰途につく2人です。しかし、やっぱり無灯火は危険。まず最初に空軍のジープと衝突しそうになります。なんとかかわして胸を撫で下ろしたところに今度は小柄な人間のようなものが道路に飛び出してきた。ジョニー、これをぐしゃりとひき潰してしまいました。「ひー、子供やっちゃったよ、大変だよ」しかし車の外に出た二人が見たものはずたずたになった緑色の怪物でした。

 「ぎゃー、キモチ悪い」と悲鳴を上げるジョアン。しかもなんとしたことでありましょうか。千切れた手首の指先から鋭い針のようなものがニューッ!車をパンクさせてしまったではありませんか。

 2人は徒歩でラーキンさんの家へ。彼が留守だったので仕方なく!家に侵入。電話で警察に通報したのです。しかし、「ああ?緑色の怪物?」おまわりさんはがちゃんと切っちゃいました。そら、いたずら電話と思われても仕方ありませんな。おまけに戻ってきたラーキンさんに追い出されてしまったのです。

 空軍のジープは円盤を発見。大佐は技術者を呼んで調べさせることにしました。

 この時ジョーがジョニーの車を発見。ぐちゃぐちゃになった死体を見てまたコーフンします。彼はラーキンさんの家に無断で侵入(ってまたかい)アーティに電話します。「おい、アーティ、また凄いものを見つけた。冷蔵庫を空っぽにしておいてくれ、保存するから」何だか良く分らないアーティですが、それでもブツブツ言いながら冷蔵庫を空っぽにします。

 ジョーは死体のところへ戻って回収しようとしたのですが、森の中から別の宇宙人が出現。襲われてしまいます。その後ジョニーとジョアンが戻ってきたのですが、宇宙人が自分たちの車を何かの機械でがんがん叩いているのを見て戦慄します。「ひょっとしたらあの宇宙人、車が生きていると思っているのかしら、車が仲間を殺したと思っているのかしら」

 空軍の調査が始まりました。メガホンで「おーい、出て来い、いつまでも隠れてはいられないぞ」 え、これが調査ですか、そしてメガホンでがなっているのが大佐が呼んだ技術者ですか(笑)。円盤からは何の反応もありません。いらだった大佐、部下に命じて銃撃させます。しかし、それでも反応なし。しかも銃撃はまったく効果なし。穴一つ開けられないのです。大佐は決意します。「よし、アセチレンガスだ、トーチで穴を開けてしまえ」
 
 ようやくやってきた警察のパトカー。おまわりさんたちはジョニーとジョアンを拘束。「無灯火でアルコール運転の疑いもある。これで人を轢いたら殺人だぞ」ということで警察署へ連衡されてしまうのでした。ジョニーは「自分が轢いたのは人間じゃない、グリーン・リトルマンだ」と抗弁するのですが、もちろん信じてもらえる筈もなし。そして検死所の死体を見てジョニーは仰天します。そこにあったのはジョーの死体だったのです。彼はジョーを轢いたと思われていたのでした。

 まあ、無茶な話ですが、こんな映画だから寛大な心を持って許してあげましょう。

 そして大佐の命令どおりアセチレントーチで円盤を焼ききろうとする技術者達。あっ、ガスが何かに引火して炎が上がった、危ない!その炎はみるみるうちに大きくなってどかーん、あー、え、円盤が吹っ飛んじゃった(大爆笑)。

 本日はここまで。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昼飯は時間が無かったのでカップヌードルで済ませてしまう。夕食はカツオの刺身、レトルトのハンバーグ、付け合せの生野菜。ビール2缶飲んでゴハンを一膳。

 その後プロジェクターを起動させ予告どおり『桜田門外の変』を最後まで。実際の襲撃までは昨日書いたような文句もあったけれども(笑)、当時の日本が置かれたややこしい状況、黒船は大変だし、内政もしっちゃかめっちゃか、を簡潔に説明した上で桜田門外の変にもっていく手腕は評価すべきであろう。ただ、惜しむらくは襲撃以降、映画の視点が急速に矮小化してしまうこと。人間の営みをもって物語を構築することを最大の特徴とする吉村昭文学の映画化としては実直なやり方と言えるのかも知れないが、ちょっと単調になりすぎたのではないか。

 このあたり、小説と映画の違いというものを如実に感じさせる。

 ハイビジョン画質は暗部にノイズがのってしまう。ピントも甘めでいささか物足りない画質であった。音声はAAC5.1チャンネル。吹きすさぶ風の音がリアル。ただ、サラウンドとしては音の情報量が少なく包囲感もあまり感じられない。

 終了後、お片づけ。ダンボール箱をばりばりひっちゃぶいてゴミ袋に詰めていく。二袋分、四箱ほど始末したが、まだまだいろんなものが残っている。はああ。

 シャワーを浴びて読書とテレヴィ。就寝午前2時半過ぎ。

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