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2012年5月22日 (火)

5月21日(月) アーコフ浪士

 サミュエル・Z・アーコフ駄洒落第二弾!< 橋下大阪市長、大飯原発巡り夏だけ再稼働を言及20日朝刊3面【総合・経済】  橋下徹大阪市長は19日、大阪市内で開いた関西広域連合の会合で、関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)を夏の電力需要のピーク時に限定して再稼働させる案に言及した。橋下市長は再稼働を「容認したわけではない」と強調する一方で「ゼロか100かの議論ではなく、フル稼働に向けた動きを少しでも食い止めるためのぎりぎりの提案」とした。>

 なんだか冷やし中華みたいな話だなあ。この人は普天間の基地を関空になどという実現不可能なことも言っていたし(後に一部否定)、本当に大丈夫なのか。

 『原子怪獣と裸女』 (『Day the World Ended』 1956年) 「起こりえないことだが不安な時代の警鐘としてこの物語を終末から始めよう」という印象的なテロップ(今ひとつ意味が分からないけれども)で映画がスタート。いきなり核爆発が起こります。いかにも核実験の記録フィルムのようですがさにあらず、ついに核戦争が勃発。地球の地表は高熱と放射線の地獄と化してしまいました。ごく少数の人間がからくも生き残ったのですが・・・。

 元軍人のマディソンはこの事態に備えて山に囲まれた盆地の別荘を用意していたのであります。ここには向こう十年、彼とルイーズ、そしてルイーズの婚約者トムを養うにたる水・食料が備蓄されていたのでした。しかし、この3人が家に籠もって飲んだり食べたりしているだけじゃ映画になりません。

 ルイーズはいまだ、家に来ないトムをたいそう心配しております。その代わりにこの家にやってきたのが、オープンカーを乗り捨てて逃げてきた元ストリッパーのルビー(アデール・シャーゲンス)とその恋人 トニー(タッチ・コナーズ)、地質学者のリック(リチャード・デニング)、リックが助けた男ラデク(ポール・デュボブ)、彼は顔面にヒドイ放射線火傷を負っています。そしてロバを連れた金鉱掘りのじいさん、ピート(レイモンド・ハットン)でありました。

 いきなり7人に増えてマディソンは実にしぶい顔をしております。「これじゃ食料や水も早晩なくなってしまう」しかも、トニーは粗暴な男でピストルを渡すように言うと暴れだす始末。リックが上手く取り押さえられたものの、先が思いやられます。

 彼はこの家周辺がどうして放射能汚染から逃れられているのかを説明します。何でも、このあたりは鉛の鉱脈を持つ山々に囲われており、これが放射能を遮断してくれるのだとか。ええ?さらにこの周辺を吹き抜ける山風によって放射能が吹き散らされてしまうからさらに安全なのだ、ええっ?

 こうして7人の生存者たちが生活を始めたのでした。

 3週間が経過しました。当初、1日も持たないだろうと思われていたラデクは奇跡的に回復。しかし、普通の食事を食べようとしません。なんだか無闇に「生肉が食べたい、それも赤身の新鮮な奴、にんにく醤油も頼む」などと言っておりまして夜な夜な外を徘徊しているという・・・。どうやら自分で動物を取って食べているらしい。

 マディソンは彼を殺そうと提案するのですが、リックは拒否します。「彼には生きていて欲しい、そのわけは今にわかる」

 7週間が経過しました。ルイーズとリックがデキてしまいました(笑)。キスなんかしようとしてやがります。一方、ラデクは罠に掛かったウサギを食おうとするのですが、森の中からあやしい影!彼は逃げてしまいました。その後打ち捨てられたウサギを攫っていくあやしい生き物。その腕にはトゲとうろこが生えています。

 その後、ウサギの骨を見つけたリックとマディソン。傍らに残されていた足跡はラデクのものらしい。すると彼はこのウサギを食ったのか。マディソンはガイガーカウンターを骨に当てて「ガーガー言っている。こんな放射線量のものを食べたら死んでしまうぞ」地質学者であるリックは「大量の被曝の影響は何世代にもわたって続きます。ラデクの他にも同じような人間がいるかもしれません」

 今のところ放射能から守られているマディソンの家。しかし、万が一雨が降れば死の灰を含んだ水で周辺が汚染されてしまいます。一生懸命テルテル坊主を作って(笑)雨が降らないように祈るほかありません。食料もどんどんへって、遂に配給を今までの半分にせざるを得ない状況となりました。マディソンは晴れたら穀物を栽培しようなんて言っていますが、そんなの間に合う訳がない。

 さて、都合よく汚染されていなかった滝つぼで水浴びに興じるルイーズとルビー。ルビー、「トニーがあんたを気に入っているみたいよ、あんたが良ければあたしがリックを貰うけれども」とんだ女子会であります(笑)。その時、ルイーズが悲鳴を上げます。何者かが彼女達を覗いているというのです。核戦争で人類が滅亡した後もやっぱり出歯亀ですか。

 そしてリックとマディソンは何だか馬鹿でかい足跡を見つけます。「これはラデクのものじゃない、別のやつだ。こいつが森の獲物を取り尽くしたら我々を狙うぞ」

 このあやしい情勢の中、トニーはルイーズを口説きに掛かります。当然、手ひどくフられてしまうのですが、トニーはこりません。様子を見に来たルビーに「俺ら2人で食料を独占するぞ。2人なら3ヶ月は持つ。よし、銃を奪わなければ」2人は盛り上がってキスをいたします。

 その夜、みんなが寝静まった後でマディソンはリックにある告白をするのでした。その告白は以前行われた水爆実験、マツモ実験についてでした。水素爆発後にも生き残った実験動物がいたというのです。新聞では全滅したことになっていた実験動物のうち、実際はリス、犬、猿が3日間だけ生きていたのです。しかもその動物たちは恐ろしい変化を遂げていました。

 マディソンは写真撮影が禁止されていたため、動物たちの様子をスケッチで記録していました。彼はそのスケッチをリックに見せます。はっと息を呑むリック。その動物達には何れも鋭い角や爪が生えており、皮膚も硬いうろこのようになっていたからです。「彼らはフツーの食べ物、水をまったく取らなかったのだ」ここでマディソンは決意します。「外には我々と違う生き物がいる。放射能で変化した生き物だ。彼らに負けるわけにはいかない。そうだ、女たちにはできるだけ早く子供を産ませよう」

 この後、トニーはソファーで寝ていたマディソンの拳銃を奪おうとしますが、リックに見つかってボコボコにされてしまいました。リックを憎悪の目で見つめて「畜生、殺してやる」と唸るトニーであります。

 翌日マディソンはルイーズに「リックを愛しているのなら直ぐに結婚しろ、そしてできるだけ早く子供を産むのだ」 戸惑うルイーズって当たり前だ(笑)。マディソンはそんな彼女に「一週間の猶予をやる。その間に決心しろ」

 その頃トニーは針金を削って食料庫の合鍵を作っております。彼が未だにルイーズに執着していることを知ったルビーは「あの2人でって、私とあなたのことじゃなかったのね、このロクデナシ!」トニーはかっとなって彼女を平手打ち、倒れた彼女に向かって「このアマ、とっとと俺の前から消えろ」 核戦争後の世界でもDVってあるんですね。

 マディソンとリックは山の向うで覆っている有毒ガスは観察。マディソンの見立てでは後2ヶ月ほどでガスは晴れるそうなのですが、どうやって分ったんだ、食料が持ちそうもありません。そういえば穀物はどうなったんだ、穀物は。誰も畑仕事なんてしてないみたいだけれども。

 突然、有毒ガスの中から男が飛び出してきました。ラデクと同じく顔面に放射性やけどを負った男は「他の人間がいる。少数だが強い」と謎の言葉を残して死んでしまいます。マディソンとリックは男の体を調べて、頭や足が変形している、あの足跡とそっくりだ。皮膚もうろこ状になっているぞ。マツモ実験の動物たちと同じだ」

 まあ、画面にはまったく出てこないですけどね(笑)。本日はここまで。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昼飯にソーメン2把と納豆一パック。夕食はイサキの刺身と出来合いの唐揚げ、生野菜、炒飯。ビール2缶飲んで炒飯一皿。〆のコーヒーは如例。

 その後レンタルブルーレイで『モテキ』を見る。なんたるご都合主義の極み。無職の冴えない男がニュースサイトの記者に一発採用されて、フェイスブックで意気投合した人と会ってみたらそれが長澤まさみで、なんだか向こうが積極的で2回キスまでされちゃって、そのうち一回は口移しで水を飲ませてもらって・・・、そんな都合の良い話があるかあ(笑)。

 とはいえ、このご都合主義にも二種類ありましてな、話を単純化してつまらなくする悪玉ご都合主義とこのようになんだか嬉しくなってしまう善玉ご都合主義とがあるんです。何かコレステロールみたいですけど、見てて気持ちの良いご都合主義はそれはそれでかまわんのです、ばんざい。

 しかし、あんな状況下で長澤まさみから「いっしょに寝よう」とか言われたら、そりゃヤリますな。「あ、そんな気じゃなかったの」とか言われても委細構わず塹壕戦に突入ですよ。「あ、ゴムつけてない」とか言われたら「外に出すから大丈夫」の一点張りですよ。そして「外に出すから大丈夫、外に出すから大丈夫、外に・・・あっ」なんてことになってしまうのですよ。

 そんなことを考えていたらなんだかやたらにコーフンして喉は渇くわ、鼻腔が開くわ、息が荒くなるわ、モー大変でした。

 彼氏との不倫関係でデスパレートになっているとはいえ、初対面の男にこんなことやってたら大変だと思うのだが、まあ、そこはそれ、善玉ご都合主義のお陰ということで勘弁してくださいな。

 ハイビジョン画質は上々。スキントーンの柔らかな推移、描線の緻密さが見所で、女優陣の美しさを堪能できる。画面の立体感にも驚き。字幕が前に飛び出してくるかのように見えるのである。これで暗部の乱れさえなかったら完璧だったのだが。

 音声はDTS-HDマスターオーディオ。 CDを凌駕するレベルのBGMが楽しめる。ただ、録音レベルが大きくいつものヴォリューム位置で再生を始めたらとんでもない音が出てきて飛び上がることになってしまった(笑)。皆さんも気をつけましょう。

 その後部屋の片付けなど。シャワーを浴びてテレヴィと読書。就寝午前2時過ぎ。

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