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2012年9月21日 (金)

9月20日(木) 『グロの試走車』

 どんなテストをするんだ。「試走車」(テストカー)が“しそうしゃ”で一発変換できるのには驚いた。21日、岩国のオスプレイが試験飛行を開始予定。反対派の皆さんがどのように怒り狂うか今から大変に楽しみだ。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昼飯は初めてのラーメン屋 ひるず亭でひるず亭ラーメンというものを食べてみる。醤油ラーメンをベースに肉味噌、白髪ねぎをのせたデラックス版である。スープは丁寧に作られており雑味なし。麺もぷりぷりしてなかなかに美味しい。今度はスタンダードの醤油ラーメンか、それとも隣の人が食べていてこれまた美味しそうだった柚子塩ラーメンのどちらかを試してみよう。

 夕食はカツオ叩き、マグロの刺身、出来合いの串かつ。ビールを2缶飲んでづけにしたマグロでゴハンを一膳。

 その後、シアタールームにて本日、届いたばかりの輸入版 『ピラニア リターンズ 3D』を大画面 3D再生、これまたおっぱいと血肉の饗宴だとわくわくしながら見ていたのだが、げえっ、なんじゃ、こりゃ、英語字幕がついておらん。あの『Hoodwinked Too! Hood vs. Evil』と同じパターンで英語字幕がついているのは2D版だけなのだ。うぎゃー、やられた、くそーと嘆き悲しんだのだが(ウソ)、まあ、こういう映画だから大丈夫でありますな(笑)。

 ストーリーはこうだ。地元に戻ってきたヒロインのマディは自分も株主となっているプールを義父が従来の従業員を首にしてストリッパーを雇い入れ、裸で泳がせて客引きをしようという「アダルトプール」に模様替えしようとしていることを知る。ぎゃーぎゃーと抗議するマディだが、義父に「これもお母さんにお前を頼まれたからだよ」とごまかされるばかり。準備は着々と進んでエッチな開業日はもう目前だ。

 そうこうするうちにピラニアが出現。彼らは地底水脈をさまよってヴィクトリア湖からはるばるやってきたのである。手始めにゲーリー・ビジーを丸齧り(笑)。マディの友達も次々に犠牲になっていく。湖で裸で泳いでいるうちに膣内にピラニアに潜り込まれた少女がボーイフレンドとの初体験に望んだのだが、出てきたピラニアがボーイフレンドのあれにがぶり。錯乱したボーイフレンドがアレごと包丁でピラニアを切り離したりする。私は大変に満足である(大笑い)。

 そして前作から引き続いてクリストファー・ロイドが登場。マディたちからピラニアのことを聞いて「奴らは配管に使われている鉄板くらい食い破ってしまう。そして奴らは地底湖の環境に似ている塩素に惹かれるのだ」マディは「ウチのプールが危ない!」

 また、義父が水道代節約のため、無許可で地底湖から水をくみ上げていたという(笑)。そしてアダルトプール開業の日に奴らはやってきた。そして満員のプールで前作同様の血の惨劇が繰り広げられる。

 予想通りのあほらしい展開に大喜びと行きたいところですが、ちょっとしょうもないギャグを入れすぎましたなあ。デヴィッド・ハッセルホフの本人役(ヒムセルフ)で登場させたのはまあ、いいとしても、前作でピラニアに両足を齧られた保安官(船外機でピラニアと戦っていた人です)を車椅子で登場させたのは頂けない。どうやら、ピラニアのせいで掛かった極度の水恐怖症のリハビリに来ているらしい。彼は車椅子を押す介護の若者に、「トラウマを克服するためにプールにオレを突き落とせ!」「ええっ、そ、そんなことできないっスよ」「いいからやるんだ、それ、1、2,3、ウワー、やっぱりやめろう」若者がびっくりしてやめると「コラッ、何でやめるんだ」「だってやめろって言ったじゃないッスか」「オレの言うことを聞く奴があるか」

 こういうサムイ会話のギャグは勘弁して欲しいと思います(笑)。

 極めつけは前作とまったく同じパターンのラスト。惨劇の後、マディの携帯にクリストファー・ロイドから連絡。ロイドは穴の開いた水槽を恐ろしそうに見ながら奴は進化している。歩くことができるようになる!」そのとおり、プールから歩いて這い上がってきたピラニアが携帯で撮影していた馬鹿な子供の頭を噛み千切る。

 いや、同じパターンのラストはかまわんのよ、そういう世界観なのだから。でも、前作で言っていた「こいつらはまだ、子供だ」という設定はどこに行っちゃったの?そこのところをないがしろにして同じパターンのラストとは、セルフパロディにもほどがあるでしょ。まだ2作目なのにセルフパロディは早すぎますよ。

 3D映像はいかん(笑)。ポストプロダクション段階での3D変換ではなく、最初から3Dで撮影されたというのが信じられないくらいクロストークが多発する。暗部の見通しも今ひとつで、前作とあまり変わっていない気がするほどである。音声はDTS-HDマスターオーディオ。音圧が控えめで阿鼻叫喚の凄さが伝わってこない。

 その後シャワーを浴びていろいろ作業。

 午後11時半にプロジェクターを起動し途中まで見ていたチャンネルNECO HD録画の『神の左手 悪魔の右手』を見る。いや、これはもうなんと言っても完全にイッちゃってる田口トモロウの殺人鬼ですな。原作をまったく読んだことのない私だけれども、彼のおかげで楽しく最後まで見ることができた。あれだけホラー映画、恐怖映画の記号をストレートに用いながら、まったく怖くないどころか、笑わせてしまうのは金子監督の手腕につきるというものである(誉め言葉)。

 劇中、不意に登場する廃屋。その中に置かれたたくさんのケーキ類。そしてふらふらと迷い込んでくる2人の少女。これは疑いも無くヘンゼルとグレーテルがモティーフになっている。腹がぺこぺこだった2人はがつがつとケーキを食べるのだが、突如現れた田口トモロウに斧で首チョンパされてしまう。これは明らかに童話の恐ろしい部分を現代的に(身も蓋もなくともいう)再構築したものだ。だから、いくら腹が減っているといっても廃屋の中のケーキという怪しいものを食べる女子大生がおるか!とか、女子大生は田口トモロウが斧を振り上げるの見て、いかにも斧に今気がついたという悲鳴を上げるのだが、基本的に彼が部屋へ入ってきたときから斧見えてたろ!というツッコミは無粋にしかなりえないのである。

 えっ、やっぱりあんまり誉めていないって、いやだなあ、それはあなたのか・ん・ち・が・い。

 ハイビジョン画質はなかなかのもの。暗部の見通しの良さや豊かな発色は時としてWOWOWを凌駕する。

 その後自炊してキンドルに最適化した荻原浩の『メリーゴーランド』に読みふける。こんな面白い本が105円で買えてしかも目に優しい大きな文字で読むことができる。ああ、自炊万歳。

 就寝午前3時過ぎ。

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