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2012年9月28日 (金)

9月27日(木) 『(笑)の犬』

 リメイク版『わらの犬』鑑賞記念駄洒落。ネットで「(笑)は“わら”ではなくて“しょう”です。国語のテストでそんな答えをしたら笑われます」といやに説教臭い書き込みを目にしたが、ここはまあ、雰囲気重視ということでご勘弁を。私の自炊作業に一大変化が!てなことを言っても裁断機やスキャナーを換えたとかいうハードの問題ではない(そんな金はない)。小説本ではこれまでは文字の読みやすさを優先して白黒でスキャンしていたのを、全面的にグレースケールでやるようにしたということなのである。

 キンドルの表示は断然、白黒の方が読みやすいのだが、グレーでスキャンするとMeTilTranの誤変換が格段にすくなくなるのだ。配置ミスやページ抜けに対処するために同時にキンドルに入れている加工していないPDFの表示もグレーの方がスムース。白黒ファイルでがたついていたページ表示がウソのように軽くなる。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昼飯にレトルトのカレーライス。夕食は鯛の刺身に出来合いの鶏天、秋刀魚の、もちろん、生だよ、塩焼き。後は生野菜をたっぷり。刺身と鶏天をつまみにビールを2缶飲んで秋刀魚でゴハンを一膳食べる。

 その後、シアタールームにてレンタルブルーレイの『わらの犬 リメイク』を見たのである。舞台はオリジナルと違ってアメリカ南部の片田舎。脚本家と、この町出身の女優(あんまり売れていない)主人公夫婦が対峙するのは教会行事や高校のフットボール試合の観戦を強要され、町に染まらないものは徹底的に排除されるという全体主義めいた人々である。ディーン・クーンツに言わせるなら、ビールとフットボールのテレビ観戦をこよなく愛し、本や新聞はろくすっぽ読まないけれども、政治に関しては神のごとき慧眼を誇るという奴ら。

 でも、教会へ通って神父様の説教を有難がって聞く割りには町の酒場で昼間っから酒乱の親父が大暴れしていたり、精神遅滞者に容赦のない暴力が振るわれたりする。映画はこうした典型的なレッドネックたちをディフォルマシオンを交えて描き、主人公夫婦の最初は小さな違和感に過ぎなかったものが次第に不条理と恐怖に変化していくさまを見せ付けるのだ。

 非常に面白かったけれども、あの酒乱親父(元高校フットボールチームのコーチで体力だけはある。それがまたやっかいだという)が保安官を射殺してしまう場面にはもう一工夫欲しかった。いくら娘を探して逆上しているとはいえ、さすがに保安官を射殺してしまうのは不味い。それにこれでは精神遅滞者が心ならずも殺してしまった(註1)娘の死が宙に浮いてしまうではないか。ここはフツーに娘の死を保安官経由で知らされて爆発したという流れで良かったのではないかと、映画の監督でもない私はえらそうに思うのである。

 (註1)この状況が少々ややこしいので詳しく説明する。この酒乱親父の娘がチアリーダーで前々からハンサムで良い体をしている精神遅滞者にちょっかいを出していたのである。酒乱親父はこのために彼を目の敵にしていたのだ。そして惨劇の晩、試合に掛かりきりになっている親父の目を盗んでチアリーダーの娘が精神遅滞者を誘い出し、ロッカールームでエッチな遊びをしようとしていたのである。そこに娘を探して酒乱親父が近づいてきた。驚いた精神遅滞者は悲鳴を上げようとする娘の口を手のひらで抑えてしまった。その力が強すぎて娘を死なせてしまったのだ。

 ハイビジョン画質は上々。解像度がそれほど取れているとは思えないのだが、霧の場面で思わぬ描写力を見せ付ける。音声はDTS-HDマスターオーディオ。ショットガンをコックする音などが異様にリアル。銃声の衝撃波をきちんと表現していたのも凄い。

 シャワーを浴びて録画しておいた「カンブリア宮殿 海洋堂」を見る。ワンフェス会場で周囲を気にするふりをしつつ大声で(いや、そういう風に見えたんすよ、あれはちょっとテレヴィ局の演出が入っているのではありませんかな)「正直、たいしたものはありませんなあ」と言い放つ宮脇社長に大笑い。これだけで私は満足であります。

 その後は粛々と読書。キンドルに入れた真保祐一 「誘拐の果実」を読了。

 就寝午前2時半過ぎ。

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