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2012年10月27日 (土)

10月26日(金) 四川省のアリア

 バッハは実は中国人だった。な、なんだってー!!WOWOWハイビジョン録画の『大空港』を見た。空港長のバート・ランカスターは激務のために家庭が崩壊しかけているけれどもちゃっかり航空会社の地上勤務員 ジーン・セバーグとできている。彼の姉の夫である機長のディーン・マーティンは下半身の四発エンジンを自在に操り、今日も今日とて女遊びに余念がない。スチュワーデスのジャクリーン・ビセットに「ローマについたらどっこんずっこんやりまくろうぜ」とか言っている。

 この生臭い(笑)人間関係の中、貧しさに絶望した男が保険金目当てに爆弾を持ってディーン・マーティンの707に搭乗するのだ。

 前半のグランドホテル形式の人間ドラマは今ひとつであったが、爆弾男が飛行機に乗り込んだあたりからぐっと面白くなる。多種多彩なキャラクターが自在に動き回るのだが、特にしたたかな無賃搭乗常連犯の老女を演じたヘレン・ヘイズが絶品。彼女の存在が「客席で爆弾抱えて座っている男をどうするか」という難問に巧妙な解決策を与えているのである。

 まあ、彼女を使って爆弾の入ったアタッシェケースを奪ったのはいいが、すぐに他の乗客に奪い返されてしまう展開にはずっこけてしまいましたけれども。

 別冊映画秘宝では割とけなされていたが(笑)、いやいや、十分に面白いですぞ。

 ただ、バート・ランカスターの姉で、ディーン・マーチンの糟糠の妻であるバーバラ・ヘイルの扱いはちょっと酷かったなあ。「あの女遊びもいつか収まる」と信じて耐えてきた彼女、事故の報を聞いて夫の身を心配して空港に駆けつける。なのに、ああ、ディーン・マーティンは重傷を負って担架で運ばれるジャクリーン・ビセットの手を握って彼女の前を気づきもせずに通り過ぎてしまうのである。

 ハイビジョン画質は秀逸。テクニカラーとしてはやや色が薄めなのだが、その分端正な映像を味わうことができる。コントラストの高さも印象的。

 仕事は、まあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、朝飯にコンビニのハンバーガーとコーヒー牛乳。昼飯はインスタントの焼きうどん。インスタントとは思えぬもっちりとした麺に驚愕する。冷凍食品以外でこれほど優れた麺を食べるのは初めてだ。

 夕食は鯖の味噌煮、ポテトサラダ。これだけ(笑)。珍しくビールは飲まずにゴハンを2膳。健康的だなあ、こんな食事を続けたら一ヶ月で5キロは減るよな。

 その後、シアタールームにて『シャッフル』の続き。何時までに日本円をアジアドル(どうやらEUのアジア版みたいな世界になっているらしい。ひー、やめて!)に換金しないと紙くずになってしまうという設定が、最後に胡散霧消してしまった大矛盾、ラストの裏切り3連発(4連発だったかな)のわざとらしさ等々、欠点も多いけれどもそれでも3人の本来の目的(仲間の記憶を蘇らせ、金の隠し場所を聞き出す)が謎の黒幕の思惑と一致、物語が進んでいくうちにどっちの企みか判然としなくなるという混乱状況の作り方が上手い!こういうのを才能のきらめきというのかしらん。

 ただ、銃の扱いはもっとちゃんとしろと言いたい(笑)。コルトガバメントを撃っても起きた撃鉄がそのまんまというのはあまりに間抜けすぎる。いや、こういう映画だから、スライドを動作させて排莢までさせろと言うつもりはないのだが、銃が大写しになるのだからもっと気を使って欲しいじゃないですか。

 このあたり、舞台のくせ(この映画は舞台劇の映画化である)が出てしまったのでしょうなあ。

 ハイビジョン画質は今ひとつ。黒がべったりつぶれてしまう場面があって、また変なジャギーが時折発生したりもする。音声はAACステレオ。台詞の定位が宜しい。舞台劇の映画化はこれでなくてはいけません。

 その後前述の『大空港』を見た訳でして。

 映画が終わったらもう午前12時過ぎ。あわててシャワーを浴びる。そしてキンドルに最適化した木下半太の「悪夢の観覧車」を読みながらテレヴィ。

 就寝午前4時、いや、3時くらいに寝ようとして駄目だったので(笑)。

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