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2013年4月22日 (月)

4月21日(日) 『バジル大作戦』

 駄洒落におけるアナグラム手法。一文字入れ替えるだけで駄洒落になってしまうことがある。西日本新聞の書評欄から。この手の記事でこのような戯言は珍しい(笑)。<西日本新聞 2013年4月21日 12面 篠田節子著 「ブラックボックス」 書評 文芸評論家 吉田和明より引用開始>

 恐怖の食品ミステリー 私たちが口にする食品には、さまざまな添加物が入っている。その添加物によって私たちの体が日々むしばまれているとしたら・・・。一つ一つは安全なものであるとしても、複数の添加物が「製品を作るうえで混ざり合ったとき」あるいは「人の体内に入ったとき」に何がどう結合して猛毒が発生するか、実のところわかっていないのが現状だ。

 一例をあげれば、肥料として施与され、野菜や根菜類に残留した硝酸態窒素の問題がある。これはほかの食品との組み合わせによって、体内で発がん物質ニトロソアミンが作られる可能性が指摘されている。。

 作者はこの作品で、私たちの「「食」に対する無頓着がとういう事態をもたらすかを、地方の準工業地帯にある町を舞台にしてシミュレーションして見せてくれる。

 その町の住民は日々の食卓を、町に昔からある企業の系列食品会社が製造した食品に頼るようになっていた。本業の振るわなくなった企業は、その食品会社を企業体の収益の柱とすべく、食品会社が経営するハイテク農場、サラダ工場、給食センターなどの規模を拡大する計画を立てている。

 しかし、以前から、会社で振る舞われる自社食品を毎日食べている従業員の間では、アレルギーなど身体的な不調を訴える者が続出し、消化器系のがんで死亡したり、無脳児の赤ん坊(ママ)を出産したりする者も出ていた。そして、給食センターで作った学校給食を食べている子供たちや、住民の間にも・・・と、ストーリーは展開する。しかし、住民の誰もその因果関係に気づいてはいない。

 読み進めるうちに、私は不安になってきた。私の慢性的な体調不良もまた「食」のせいなのではないか。これは実は私の町で起きていることなのではないか。そうした疑念に取り付かれ、恐ろしくなった。この作品は本格的な社会派サスペンス小説である。それを承知した上で、読まれることをお勧めしたい。(文芸評論家 吉田和明)<引用終了>

 まあ、用途・働きが様々な「食品添加物」を十把一絡げにしている時点でこの人のそうした問題への見識がかけていることがわかりますな(笑)。またこの日記で何度も何度も書いてきたことであるけれども、食品添加物はその安全性を厳しく検査された上で認可されている。複数の添加物の相互作用、他の物質と結合して云々というのもその量を考えれば問題が生じるとは考えにくい。量という絶対的な限界を超えるゴージャスな化学反応は現時点で確認されていないし、これから発見される可能性も限りなく低いだろう。

 だいたい、一つ一つが安全なものであるならばその先でどうなろうと添加物に責任はないではないか(笑)。

 一例をあげればという繋ぎ方もへん。野菜や根菜類に残留する硝酸態窒素は食品添加物ではない。添加物は怖いぞ、何が起きるかまだ分からないぞと煽っている前の文章と明らかに繋がっていない。その硝酸態窒素にしても、これは「化学肥料を使ってはいかん」という有機農業信仰の作り事であって、硝酸の摂取量と胃がんや食道がんの発生頻度の関連に決め手となるような研究成果はないのである。そして、有機栽培と慣行栽培で硝酸態窒素の残留量が明確に異なるという証拠もない。実際、野菜ジュース、トマトジュース、青汁、果実ジュースの合計80サンプルを、有機栽培表示と慣行栽培表示に分けて比較したところ、硝酸態窒素濃度に大きな差はなかったという(日本土壌肥料学会の雑誌 2000年10月号)<http://www.foocom.net/fs/aguri/521/>

 吉田和明さんに言います。もし体に慢性的な不調があるのならば(検索したところ59歳だそうな)、ありもしない「食の問題」を無駄に憂いていないでとっとと病院へ行きましょう。

 (註 硝酸態窒素がまったく無害という訳ではない。乳児の場合は胃酸の分泌がまだ活発でなく胃の中の酸性度が強くないため、胃の中で微生物が増殖し、硝酸を亜硝酸に変える。この亜硝酸が血液中のヘモグロビンと結合してしまい、ヘモグロビンは酸素を運べなくなって、乳児は酸欠状態に陥りブルーベビーと呼ばれる状態になることがある 1940年 アメリカでの事例。ただし、この場合も硝酸態窒素は井戸水で作られたミルクから摂取されたもの。野菜は関係なし)

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、朝飯にコンビニのハンバーガーとコーヒー。昼飯は自分で作った炒飯とサッポロ一番塩ラーメン。夕食は出来あいの手羽先焼きと生野菜、蛍烏賊のゆでた奴、鉄火巻き。ビールを2缶飲む。

 その後、シアタールームにてWOWOWハイビジョン録画の『フェイク・クライム』を見る。キアヌ・リーブスの飄々としたつかみ所のないキャラクターがいい。悪友にだまされて銀行強盗のドライバー役をやらされる。「え、11月なのに野球するの」と間抜け面をしているうちに“彼だけが”捕まってしまい懲役3年(笑)。奥さんはその間に強盗仲間の男と出来てしまい離婚。その男は人生一発逆転を目論んでネットワーク商法で大損をこいてしまう。

 出所したキアヌ・リーブスは同じ!銀行を再襲撃しようと計画する。80年前の新聞記事で金庫のすぐ側まで伸びている地下通路の存在を知ったからだ。そして彼は刑務所で知り合った男、ジェイムズ・カーンを仲間にひきいれる。

 さらに、この通路は銀行の裏手にある劇場に繋がっている。そこでは現在、チェーホフの「桜の園」(だったっけ)の稽古中。ならばということでキアヌ・リーブスは役者になってしまうのである。

 このなんともいえないオカシサというものを私は大変に珍重するのでございます(笑)。それにジェームズ・カーンもカッコよかった。こんなにカッコ良かったのはあの『エイリアン・ネイション』(古いね、オレも)以来だな。

 ハイビジョン画質は駄目。ノイズが多く低解像度の眠い映像である。音声はAAC5.1チャンネルだが、最近のステレオ放送よりサラウンドしてくれなかった(笑)。

 シャワーを浴びてお酒。お供は録画しておいた「たかじんのそこまで言って委員会」 就寝午前11時半。

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