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2013年5月18日 (土)

5月16日(金) 「二ビルの彼方に」

 トト、惑星二ビルが地球に最接近する2013年2月14日に地球は滅亡するのよ(http://blog.goo.ne.jp/mokushiroku666/e/b500d156b80021a6b76a6cb25d61bd78)ってもうとっくに過ぎているじゃない!輸入版ブルーレイで『モンスター・イン・パリ 響け! 僕らの歌声』を見る。

 90分弱のけっして長いとはいえない尺で蚤のモンスターを登場させ、パリの人々を怖がらせ、でも実はそのモンスターが心優しくそしてすばらしいミュージシャンということが分かりクラブの人気歌姫と競演させ、でもモンスターをやっつけて更なる名声を得ようとした長官が暴走して、大追跡。ついには基部が洪水で水中に没したエッフェル塔で最終対決。

 これだけのことをやりつつ、しかも2組のたいそう、晩生なカップルを友達、幼馴染から恋愛関係へと発展させなければならないのである。やはり少し忙しすぎてややこしくなってしまった感は否めない。

 ただ、そうした欠点を補ってあまりあるのは歌姫とモンスターのすばらしいミュージカル場面と、3G映画の特性を生かして雄大に描かれたパリの映像だ。前者は劇場を飛び出しパリの夜景をバックに歌い踊るところで鳥肌がたった(笑)。こういうオトナの洒脱なセンスというのはやはりフランス映画ならでは。後者はやはりエッフェル塔が圧巻。聳え立つエッフェル塔の精緻な描写は実写ともアニメとも違う3Dという第三の映像表現が誕生したことを実感させてくれる。

 フランス映画もまだまだ捨てたものではありませんぞ。

 3D映像は前述のとおり非常に見事なもの。夜空にトーンジャンプが若干見えたのが玉に瑕。音声はDTS-HDマスターオーディオ。BGMの音の良さにうっとり。バンドの各楽器が音楽に埋没することなく存在をきちんと主張してくれる。この映画はそれなりに機材を揃えたAVシステムで見ないとその真価が発揮されないのだ。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昼飯に善でラーメン+替え玉。スープが極薄(笑)。ラーメンのたれを多めに入れてみたけれどもこのしゃばしゃば感は最後まで改善されなかった。夕食は出来合いの串かつ、アジフライ、生野菜たっぷり。ビールを2缶飲んでゴハンを一膳。

 その後シアタールームにて前述の『モンスター・イン・パリ』を見たのである。

 シャワーを浴びて午後11時過ぎからプロジェクターを再起動。今までちびちび見ていたWOWOWハイビジョン録画の『見知らぬ乗客』を最後まで。強烈なコントラストのモノクロ映像が示唆するもの、それは主人公たるファーリー・グレンジャーとその彼を翻弄するロバート・ウォーカーとの対比である。明るくハンサムでしかもテニスプレイヤー、いかにも女にもてそうで事実、議員の娘が恋人で将来は政界進出だという野心を持っている。かたやロバート・ウォーカーは完全なるサイコパスであり、父親に対する強硬な殺意が彼の精神世界を支配している。

 これは太古より連綿と続くモテるスポーツマンとモテない暗いオタクの関係性を表しているのである(ウソ)。モテないオタクである私は当然のことながらロバート・ウォーカーにシンパシーを持ち、ファーリー・グレンジャーが奮闘むなしく逮捕されて死刑になればいいと本気で思っていた(これもウソ)。

 まあ、冷静に考えればそんな風になるはずがありませんやね(笑)。

 しかし、ラストのメリーゴーランドの惨劇は完全に警察のミスだよなあ。あんなに人が多いところでなんと拳銃を撃ちくさる、その弾が何の罪もないメリーゴーランドの係員に命中!倒れる拍子に速度レバーをがっとあげちゃって超高速回転に入るメリーゴーランド。止められない!って駄目だろ、そんな遊具(笑)。決死の覚悟で床下をくぐった男がレバーをぐいと戻して、静かに止まるかと思えばぐわらんぐわらんと大崩壊。女子供がたくさん乗っていたのに死傷者がどれだけ出たんだか。たぶん、あのレバーを戻したおっさんも台座でぐっちょり潰されているよなあ。これはファーリー・グレンジャー関係なしに警察が100パーセント悪い。

 えらそうに「こいつが犯人だったのだ」とか言っている警視さん、絶対懲戒免職だよ(笑)。

 ハイビジョンモノクロ画質は超絶的。モノクロ映像とは思えぬほどの奥行き感・立体感が楽しめる。テニスの試合場面では正面から飛んできたテニスボールを思わずよけちゃったりしたぞ(笑)。

 就寝午前2時過ぎ。

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