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2013年8月11日 (日)

8月10日(土) 『暴言者たち』

 麻生・松本etc,etc。ビッグ・コミックスペリーオールで連載されている「かびんのつま」 漫画家あきやまひでき氏が「化学物質過敏症」の奥様」(他に「光過敏症」「熱過敏症」「電磁波過敏症」を患っておられるそうな)との日常を描いたエッセイ風?漫画である。

 奥さんは化学物質過敏症なので<139ページから引用開始>食べ物の中の化学物質や添加物に反応して、もう外食なんてできなくなっちゃったのか・・・<引用終了> 有機食品以外は体が受け付けずそれどころかお腹が痛くなったりするのだ。大好きなケーキももう食べられない。無農薬無添加でなければ体調を崩してしまう。

 <142ページより引用開始>農薬や添加物で、頭痛になったり腹痛になったり口の中がおかしな味になったり・・・これって化学物質過敏症の症状なんだよね・・・? 体が農薬や添加物の探知機みたいになっちゃった・・・<引用終了>

 私だって化学物質過敏症の疾病概念が軽々にトンデモと決め付けられるようなものではないと分かっている。実際の症状に苦しめられている奥様には同情を禁じえない。だが、有機・オーガニック野菜しか受け付けない、添加物、化学物質で必ず体調を崩す!というあたりになるとトンデモエンジン始動、トンデモジャンプ!あっちの世界にトンデモアウト!ということになる。

 なぜなら、安全な有機・オーガニック食品、危険な化学物質、添加物という区別の付け方が極めて恣意的だからである。例えば無農薬栽培の野菜は虫からの食害から身を守るために植物性アルカロイド等の天然農薬様物質を生成することがあるが、これらは紛れもない化学物質だ(参考)http://www7.plala.or.jp/organicrose/ames.htm)。

 また、私がこの日記で何度も書いていることだけれども、用途・働きが様々な「食品添加物」を十把一絡げにするのはこの手の人たちの大きなアヤマチである。様々な働きをする様々な種類の食品添加物が化学物質過敏症の人に対しては等しく悪い影響を及ぼすことなどありえないだろう。

 また食品添加物の中には既存添加物と呼ばれるものがある。<わが国において広く使用されており、長い食経験があるものは、例外的に使用、販売等が認められており、既存添加物名簿に収載されている>ものであり、それこそ天然自然由来の添加物である(http://www.ffcr.or.jp/zaidan/MHWinfo.nsf/a11c0985ea3cb14b492567ec002041df/c3f4c591005986d949256fa900252700?OpenDocument)

 さあ、難しくなってきたぞ(笑)。区別をどうやってつけようか。

 ご主人のあきやまひでき氏が142ページで<神様、かおぴゃんにそんな探知機みたいな能力はいりません、それよりも以前のような健康な体に戻してください・・・>嘆いているとおり、この漫画は一種の闘病記と見るべきだろう。これがどうして「食の問題」につながるのか私には理解できない。

 (偉そうなことを書いていますが、私にも間違いがあるかも知れません。その時は遠慮なくご指摘ください)

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昼飯にパックのゴハンとレトルトカレー。夕食は牛カルビ肉を使った肉野菜炒め、生野菜たっぷり。ビール2缶飲んでゴハンを一膳。

 その後シアタールームにてWOWOWハイビジョン録画の『ノーベル殺人事件』を見る。華やかなノーベル賞受賞式晩餐会の裏では金にまつわる薄汚い陰謀が進行していた!という映画。アイデアそのものはさほど目新しいものではなし。現実のノーベル賞の世界でも金を巡っての駆け引きというものがいかにもありそうだからだ。あ、本当にそうなのかは知りませんよ、あくまでもイメージの問題ですから。

 ただ、あの社長の大活躍は見ものだ。学生時代に知ったある学術論文の捏造を元に会社経営の傍ら ノーベル賞選考委員に「やい、俺の学者をノーベル賞にしやがれ、そうしたら大もうけできるのだ」と脅し、それに従わなかったら早速に女暗殺者を手配して殺害。

 その後もやっぱり会社経営の傍ら目撃者や関係者を始末したり脅迫して口を封じようとしたりする。ヒロインを追っかけてどたどた走り回ったりもするぞ。

 この忙しさがこっけいな印象を与えてしまっており、ミステリーの面白さを損なっているのはいなめないだろう。

 あの女暗殺者の扱いもいまひとつ。金色の瞳を持ったゴージャス美女が消音拳銃でターゲットをぶしゅっと射殺(消音拳銃だからこんな音がするのだ)、駆けつけてきたガードマン達もぶしゅっ、ぶしゅっ!負傷した彼女を手当てしてくれたもぐりの医者もぶしゅっ!

 こんな印象的な暗殺者なのだが、ラストでの扱いは実に中途半端であった。

 ハイビジョン画質は微妙。黒は綺麗に沈んでいるのだが発色がもったりとしていて垢抜けない映像だ。残像が目立ったのも大きなマイナスポイント。音声はAAC5.1チャンネル。リア後方へ抜けていく車の走行音がびっくりするほどリアル。

 その後シャワーを浴びてだらだらテレヴィ、読書。就寝午前2時過ぎ。

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