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2013年11月14日 (木)

11月12日(火) 「コルホーズ誉め」

  ロシア落語。映画『パシフィック・リム』を見て、その内容を絶賛しながらも何かしらの違和感を覚えていた。なぜ、こんな妙に居心地の悪い気分がするのだろうと思ってずっと考えていたのだが、昨夜、突然、アルキメデスが風呂場で溢れるお湯を見てアルキメデスの原理に気づき「ユーレカ」と叫んだように、天啓が私の頭に閃いた。

 『パシフィック・リム』では怪獣(ギレルモ・デル・トロ監督に敬意を表してこう表記させてもらう)を世界終末のアイコンとして使っている。この解釈は間違ってはいないのだが、本家のシリーズ定着後のゴジラ、ガメラの世界とは微妙にその方向性が異なっているのだ。

 それが何かというと、まあ、決まっていますよ、「怪獣が存在する日常」なんです。

 最初から子供の味方という路線を強調していたガメラシリーズは言うに及ばず東宝特撮映画でも『三大怪獣地球最大の決戦』で子供が小美人に「モスラは元気?」と聞いたり、『ゴジラ対メカゴジラ』で偽装ゴジラに立ち向かうアンギラスに大門正明が「アンギラスはゴジラの仲間の筈なのにいったいどうしたのだ」とうめいたり、といった「怪獣が自分たちの歴史の中に連綿として存在する」という認識が日本独自の怪獣映画の魅力なのである。これが欧米のいわゆるモンスター映画との歴然とした違いなのだ。

 あ、だからといって『パシフィック・リム』がいかんとかそういうことではないので勘違いしないようにお願いします。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、朝飯にコンビニのハンバーガーとコーヒー。昼飯はサッポロ一番塩ラーメン。長ネギをいためてラー油をまぶしたものをのっけた「辛ねぎ塩ラーメン」にしてみたのだが、手間が掛かった割りにちょっとという味であった(笑)。

 夕食はマグロの刺身と生野菜、カレー。珍しくビールは飲まず。カレーではあるがマグロの刺身でゴハンという誘惑に負けてしまい最初に一膳この組み合わせで食べて、次に改めてカレーで食べていたら母親に呆れられた。なお、カレーは例によって例のごとく母親の目を盗んで焼肉のたれで味を調整したので大変に美味しかった。

 その後シアタールームにて米国盤ブルーレイ『ファントム 開戦前夜』を見る。退役間近のベテラン潜水艦艦長エド・ハリスが帰港するなり、「あ、悪いけど、米艦隊の監視のためにすぐ出動してくれる?使う潜水艦はディーゼルのぼろ船だけど君ならなんとかできるよね」

 この潜水艦が本当にぼろぼろ(笑)、おまけにKGBだか何だかしらないけどやたらに偉そうなデヴィッド・ドゥカヴニーたちが乗り組んできて「ファントム」という装置を勝手に潜水艦にくっつけた。なんだ、これは。

 端的に言うとファントムというのは採取した音紋データを使ってエコー虚像を作り出すという装置。これを作動させれば相手の潜水艦が勘違いしてあさっての方向に行ってしまうという優れものだ。

 この装置は何なのか、なぜエド・ハリスが急な出動を命じられたのか、なぜ、こんなおんぼろ艦を使うことになったのか、デヴィッド・ドゥカヴニーたちは何者という謎にさらにエド・ハリスが過去にやらかした大失敗が絡んでくる。この複雑な要素を上手く使いこなしているストーリーはすばらしいとさえ言えるのだが、そのせいでファントムという革命的な装置の意味があいまいになってしまったのが残念。

 『レッドオクトーバー』におけるキャタピラー推進システム、『ローレライ』のローレライ音響測定システムに勝るとも劣らない大発明なのに、この扱いはなかろうと思ってしまうのである(笑)。

 ハイビジョン映像は一層25GBゆえかやや不安定。暗部の表現に不満が残る。音声はDTS-HDマスターオーディオ。やっぱりこのディスクの音声はデカい(笑)。フツーのソフトの二割り増しという印象だ。今にも苦情の電話がかかってくるのではないかと(まあ、防音なのでまずその心配はないが)思ってお股がヒヤッとしてしまったぞ。

 その後シャワーを浴びてテレヴィと読書。

 午後11時半からプロジェクターを起動させてチャンネルNECOハイビジョン録画の『風来忍法帖』を見る。うーん、これはいただけないなあ、渥美清.、佐藤允.、佐々十郎のキャラクター設定がいいかげんで三人三様の特徴が上手く伝わってこない。渥美清の女殺しパワーは冒頭でしか発揮されないし、佐藤允はまったく存在感なし。コンスタントに目だっていたのは佐々十郎の強力だけである。

 また、風魔忍者団にいかに成り行きとはいえ二回も弟子入りするのは不自然きわまりない。風魔頭領の平田昭彦も三人が裏切るのは分かっているのだからそれを見越して何やら仕掛けるというクレバーさを見せて欲しかった。

 ハイビジョン画質はやや破綻多し。ゆれる木の葉などがしゃがしゃになってしまう。

 それからさらにテレヴィなどを見て過ごし午前3時過ぎに就寝。

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コメント

こんばんは。
『パシフィック・リム』への「違和感」というか、「別物感」は、怪獣側に個性が乏しいことではないでしょうか?

投稿: 映画虫 | 2013年11月18日 (月) 00時02分

 こんにちは。

 彼我の感覚の違いはどうしてもありますからねえ。

投稿: エロの冒険者 | 2013年11月18日 (月) 17時23分

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