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2013年11月22日 (金)

11月21日(木) 「ゲゲゲの肝機能」

  「鬼太郎、γGTPじゃ!」 駄洒落になっていないと思われるかも知れませんが、何しろ毎日、毎日一個ずつ駄洒落を考えているのです。大変なんです。だからたまにはこんなのがあってもいいじゃありませんか。さて、これからと学会会誌原稿のために『フランケンシュタインズ・アーミー』(邦題『武器人間』として11月2日から日本公開)の完全ネタバレレビューをしますよ。ネタバレなのでこれから『武器人間』を見に行くのだという奇特な人は読まないように。ちゃんと警告しましたからね、後で文句を言われても知りませんよ、それこそ筋違いで骨接ぎ行きですよ。

 第二次大戦末期、斜陽のドイツ第三帝国。威力偵察の任を帯びたノヴィコフ隊長(ロバート・グウィリム)のソ連兵部隊がドイツ領域内に潜入しております。メンバーは隊長以下、ナチスの迫害から逃れてきたポーランド人のセルゲイ(ジョシュア・ザッセ)、一番の若手でしょっちゅうズッコけるサーシャ(ルーク・ニューベリー)カメラマンのディミトリ(アレクサンダー・マーキュリー)大男のイヴァン(ホン・ピン・タン)、ひげ面のアレクセイ(マーク・スティーヴンソン)、やたらに気の荒いヴァシリ(アンドレイ・ザヤッツ)の7人であります。

 のんのんずいずいと進軍する部隊。途中でナチスの「スナイパーの巣」を襲撃してつぶしたりしています。ディミトリはこうした様子をカメラで撮影。とにかくなんでも撮影する人で野グソしているところまで撮っちゃう。

 さて、第一の怪事であります。途中で奇妙な白骨死体を見つけたのです。頭がなぜか馬のような形をしており、ところどころに金属部品が。「なんだこれは」といぶかるみんな。でも戦闘中ですからこれ以上詮索しているひまはございません。そのまま行軍を続けます。

 途中見つけた民家に押し入り、略奪をする皆さん、あ、逃げる子供に向けて銃を撃っているぞ、ばあさん引きずり出して・・・さすがに隊長さんがディミトリのカメラを止めてしまいました。

 翌日、無電通信を傍受します。「我々はタイガーベアだ。罠に嵌ってしまった。もう持ちこたえられない。助けてくれ」ソ連兵の部隊なのに「タイガーベア」はなかろうと思いますが(笑)、とにもかくにもノヴィコフ隊長は救援を決意。彼らが伝えてきた村へ急行するのです。途中、ディミトリはうつぶせになったナチスドイツ軍兵士の死体を見つけます。ひっくりかえして見ると目玉がでろんと飛び出しているというアレな死体なのですが、これがいきなりきしむような金属音と共に動き出した!心底びびって逃げ出すディミトリであります。

 タイガーベアがいると伝えてきた小村に到着しました。しかし、人っ子一人見当たりません。とりあえず近くの教会の向かいますが、その前庭には山積みになった尼僧さんたちの死体が!この心温まる風景に仰天する7人。そして教会の周辺では奇妙な戦車に乗った死体(映画『エイリアン』のスペースジョッキーそっくり)や十字架を改造したアンテナ、暴かれた墓など不気味なものばかり。

 教会に入ってみるとこれまた機械装置ばっかりで教会というより何かの工場のようであります。地下の発電機を作動させ、教会の中を捜索しますと、いたいた、またまたヘンな人間のようなものが。顔はなく何か皮のようなもので覆われているよう。ボンデージで拘束されたマゾの人のように見えなくもありません。ただし、片腕が何かの機械部品になっていることを除けば、ですが(笑)。電線がつながったヘンな人間のようなものは突如動き出して隊長さんを襲います。あっという間にダイチョーを引きずり出される隊長さん。あわてた6人が銃を乱射してヘンな人間のようなものを殺したのですが、すでに手遅れ、隊長さんは死んでしまいました。

 何かが近くの村で起こっている、直感したセルゲイはヴァシリに偵察を命じます。この時、ヴァシリが「なんで俺に命令するのだ、俺は部隊の最古参なのだから次の隊長は俺だろう」と怒る場面がありますが、面倒くさいので放っておきましょう。ヴァシリはしぶしぶながらイヴァン、アレクセイ、そしてカメラマンのディミトリを連れて偵察に出発。しかし村もやはり無人状態でした。

 民家に押し入った彼らは元気に鳴いているうさぎや犬を発見。ヴァシリは大喜びで「わあ、ごちそうだ」 ウサギをひっつかんで棚に叩きつけて殺してしまいます。因幡の白うさぎよりひどい(笑)。と、そこにドイツ人が現れました。どうやらこの動物たちの世話をしているらしいのですが、ヴァシリたちは容赦なし。彼の足を撃って捕らえます。そして「ソ連の部隊はどこにいる」と拷問、指を一本、ざくんと切り落としてしまいました。

 「ぎゃああ」と苦悶するドイツ人。「か、彼らはこの地下にいるよ」そんなところにいる筈もないのですが(笑)彼を信じて地下へ降りるヴァシリたち。あっ、ちょっと目を離した隙にドイツ人に逃げられてしまいました。そしてついに登場するフランケンシュタイン博士謹製の怪奇きわまる兵士たち。

 頭がボール、両手が鎌のやつがうわんうわんと鎌を振り回しながらおっかけてきます。次に登場したのは頭が円柱状のやつでこれが縦にぱかりと開くのです。あっ、円柱の奥に顔がある(大笑い)、芸が細かい。そしてそのぱかりと開いた円柱でイヴァンの頭をヘルメットごと挟み込んじゃった。ヘルメットの両脇に大穴を空けられてぶったおれるイヴァン!ヴァシリは手りゅう弾を使って怪物兵士たちをひるませ、その隙にようやく脱出することができたのでした。

 教会へ逃げ戻りますが、もうイヴァンは虫の息。みかねたヴァシリがナイフで楽にしてやろうとしたのですが、暴れたイヴァンの腕が顔に当たって駄目。まあ、ちょっと止めを刺そうとしたのが早すぎましたからね(笑)。

 セルゲイはつぶやきます。「やつら、死者の体をつなぎ合わせていろんな武器をくっつけたのだ。正気の沙汰ではない、狂っている」

 さて、ここで珍客到来。ドイツ人の老兵士、若い娘さん、ヒトラーユーゲントの制服を着た少年が教会へ逃げ込んできたのであります。娘さんを見てさっそくヤッツけてしまおうとしたヴァシリでしたが、「私は看護婦の訓練を受けているのよ、友達を助けてあげられるわ!」というのでイヴァンを治療させることになります。こいつを助けたら無事ににがしてやると言われた娘さん、さっそくイヴァンのヘルメットに手をかけて力任せに引っこ抜こうとします。どうやら「看護婦の訓練」とは力任せにひっぱることだったらしい。ううーん、なかなか抜けません、ううーん、さらに力を込める娘さん、ずぼずぼずぼ、いやな音がしてやっとヘルメットを脱がすことができました。ただし、脳みそも一緒に(大笑い)。

 ひいい、ごめんなさいと謝る娘さんですがヴァシリは容赦しません。裏拳食らわせてのけぞらせ、腹へ力のこもったパンチをどす。「うぐ」「がっ」という娘さんのうめき声が生々しくってちょっといやになってしまいました。あ、あれ、娘さんに気を取られているヴァシリたちでしたが、何か天井からヘンなのが降りてきたぞ、女を殴っている場合じゃないぞ。

 そのヘンなやつらが襲ってきました。ヘルメットにガスマスクつけているのかと思いきや、そこから長いドリルが伸びていて必要もないのにぐるぐる回転しているぞ、おまけに両腕はノコギリと槍だ。こっちの奴は頭がぞんざいな肉塊で中央に目玉代わりのメーターだ。3体目はもうロボットみたいで右肩にハーケンクロイツのついたたるみたいなのがついてるぞ、なんだ、これはミサイルでも発射するのかあ。

 やたらに手りゅう弾を爆発させ、その隙に地下室へ避難します。怪人兵士たちは去っていったのですが、ドイツ人の娘さんと少年は行方不明になってしまいました。

 この騒動の後、セルゲイはディミトリの荷物から怪しい装置を発見。なんと、これは電波妨害装置でした。そしてタイガーベアなる部隊の通信をこれで偽造していたのです。つまりタイガーベアなどという部隊は存在していなかったのであります。彼らはディミトリによってだまされここまで誘導されてきたのです。

 怒り狂った皆さん、ディミトリをボコボコにします。半死半生のディミトリ、懐から命令書を取り出しました。なんと、彼は軍上層部から「フランケンシュタイン博士の身柄を確保しその研究を奪うのだ」という秘密命令を受けていたのです。さからうことはできません。そんなことをすると軍に家族を殺されてしまいます。

 つづく。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、朝飯にコンビニのハンバーガーとコーヒー。昼飯は時間がなかったのでカップの味噌ラーメンという奴で済ませてしまう。夕食はイカの刺身、肉野菜いため、白菜の煮物。ビールを2缶飲んでゴハンを一膳。

 その後、シアタールームで『武器人間』前半を見たのである。原稿のためにメモを取りながらみたので、時間のかかること、かかること。ついでに怪物兵士たちの写真も撮っていたのでなおさらだ。

 終了後シャワーを浴びて読書とテレヴィ。就寝午前2時過ぎ。

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