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2013年11月24日 (日)

11月23日(土) 「禁治産者のドンとやってみよう!」

  成年被後見人駄洒落。『武器人間』最終回。フランケンシュタイン博士は人造兵士の工場へディミトリを案内します。人造兵士が人造兵士の製造にいそしんでおりまして、なかなか活気があります(笑)。フランケンシュタイン博士は得意げに「私の父は言っておったよ、人間の指の変わりにねじ回しやハンマーがついていたら人間はもっと便利になるってな」いやいやいや。「わしは父の言葉を聞いて猫で試してみた。父はなぜか私を神にそむく所業だと殴りつけた」冗談を真に受けたあんたが悪いのや。

 「わしは祖父の研究記録を元に実験を進めた。一度、ナチスに収容所送りにされてしまったが、この研究のおかげで出ることができた」 ナチスも妙な人に引っかかったものです。「祖父は雷を使わざるを得なかった」博士は完成したばかりの人造兵士の頭についている電極に発電機をセット、そして「だがわしには発電機がある!」スイッチをぐいといれますと、びびびびびびび、人造兵士がよろよろと動き出したではありませんか。「す、凄い、あんたは天才だ」とうめくディメトリ。

 「我々に協力してほしい。そうしないと数時間後にはこの工場は空爆を受けて無に帰してしまうぞ」

 フランケンシュタイン博士はあいまいにごまかしながら、二つの実験体を運び込んできます。それは逃げた筈のヴァシリとアレクセイでした。ヴァシリは片腕を切断されてうめいております。博士はヴァシリとアレクセイを見比べて「どっちがよりよい共産主義の実践者かな」ディミトリがうっかり「うーん、どっちかといえばアレクセイの方で・・・」答えたら、「そうか、じゃこっちはいらないや」博士、毒薬がたっぷり入った注射器をヴァシリの胸にぐさあっ!殺害してしまいました。

 フランケンシュタイン博士はトンデモないことを言い出す。「わしが目指しておるのは究極的な平和じゃ、そうするためには共産主義・ファシズムという相反する思想を中庸化しなければならん」 具体的にどうやって中庸化するのかと申しますと、ドイツ人兵士の脳みそを半分切り取って(ファシズム)、アレクセイのそれと(共産主義)ととっかえようというのであります。

 おお、手術の準備としてアレクセイの頭の毛を刈っているのはあのドイツ人の娘さんではありませんか。まるでフランケンシュタインの花嫁のごとく改造された彼女はようやくその「訓練された看護婦」としてのスキルを発揮することができたのです(笑)。なお、あの斜路から行方不明になっていたヒトラーユーゲントの少年ですが、心配御無用、ちゃーんとフランケンシュタイン博士によって改造されております。何だか機械の詰まった半球に少年の下半身がついているというもう訳のわからぬものになってしまいましたけれども。

 さあ、新たなる地獄の始まりです。博士はドイツ人の頭を切り開き脳みそを半分取り出します。そしてこれまたアレクセイの頭を開き、脳みそ半分を切除、ぽっかり開いた頭蓋にウニの軍艦巻きよろしくドイツ人の脳を盛り込んだのです。フランケンシュタイン博士ったら「あ、これじゃ、ファシストの脳の方がおおいや、調整、調整」ちょこっと脳みそを削ったりして(笑)。そして切り取った頭蓋骨をかぶせて乱暴に縫い合わせはい出来上がり。博士はこのアレクセイ(中庸人間)に電極をつなぎ電流をびびび。白煙を上げてもがくアレクセイ(中庸人間)。

 誰だ、こんな映画作ろうと言い出したのは、馬鹿野郎!

 はっと気がつくディミトリ。なんといつの間にかベッドに拘束されているではありませんか。フランケンシュタイン博士は嬉しそうに「これから最後の実験するから、お前さんの頭にこのカメラを埋め込んでやるよ、人間の目はとかく信用ならないものだけどフィルムに記録すれば安心さ」ディミトリそんなことをされてはたまりません。「いや、だから、ソ連に協力すれば実験思いのままだといっているじゃありませんか、だから、だからやめてー」「そんなことは知ったことかいな。わしゃ、資料を持ってさっさと逃げるよ、まあ、どんな資料を押収されてもこの研究の秘密は分からん。奥義は私の脳みその中だからな!」

 だーん、銃声が響きました。どたりと倒れ付すフランケンシュタイン博士。サーシャです。なんと、死体を満載していたトロッコの中で今の今までずーっと死んだ振りをしていたのです。彼は「奥義は私の脳みその中」というフランケンシュタイン博士の言葉を鵜呑みにしたのか、彼の頭を切断して逃亡。

 ディミトリは「助けて、助けて」と懇願するのですが、サーシャは「あ、すいません、いま、ちょっと暇ないんで」と逃げてしまいます。ディミトリの目に映ったのはこちらへよろよろと歩いてくるアレクセイ(中庸人間)でした。ソ連軍の砲撃が工場を揺るがせます・・・。

 戦争英雄になったと思しきサーシャとスターリンの写真が大写しとなっておしまい、エンドクレジット。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昼飯にゆきみ家の味噌ラーメンと小ゴハンのセット。夕食は昨夜の残りのおでん、わかめ・キュウリの酢の物、かつおのたたき。ビール2缶飲んでゴハンはなし。

 その後シアタールームにてWOWOWハイビジョン録画の『リアリティ・バイツ』(1994年)を見る。うーん、当時のティーン客を引き込むための要素、90年代に生きる、いわゆる″ジェネレーションX″の若者たちとか、同年代のキャストを多用とか、おしゃれな映像とか、ザ・ナックの『マイ・シャローナ』を筆頭に、ビッグ・マウンテン、U2、レニー・クラヴィッツ、ダイナソーJr、リサ・ロエブ&ナイン・ストーリーズを使った音楽とか、を除くとこれはまるっきり『SRサイタマノラッパー』(2009年)と同じだよ。ウィノナ・ライダーは大変に可愛いけど、実は『SRサイタマノラッパー』のニートラッパー IKKUと一緒なんだよ(笑)。

 両者とも未来への展望などまるでなく、IKKUはとにかくラッパーにしがみつき、ウィノナ・ライダーはドキュメント映画の代わりに男を捕まえただけなんだよ。

 こういう風にみるとこの映画がすっきり分かります(笑)。

 ハイビジョン画質はまあ、駄目ですな、フォーカスが甘くまた発色も薄い。音声はAAC5.1チャンネル。BGMの素朴なエネルギー感はなかなかのもの。古い映画でこれだけの音を聞かせてくれれば文句のいいようもなし。

 収容後シャワーを浴びてだらだら。

 就寝午前3時半。

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