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2014年1月 9日 (木)

1月8日(水) 歌を忘れたガラシャ

  この駄洒落、一度やったような気がするけどまあ、いいか。これだけ駄洒落を考えたらたまにはそんなこともあるさ。子供の頃、父親の蔵書にあった吉川英治の「細川ガラシャ夫人」を見て「ガラシャ」ってどんな怪物だろうと思っていたことは内緒だよ。

 本日は休み。午前9時20分に起床してコーヒーなどを飲んでくつろぎにくつろぐ。あまりくつろいだので体がでろんとなってまるで俺はアメーバーのようになってしまった。さて、人でも食ってくるかとはならずに(当たり前だ)、プロジェクターを起動。レンタルブルーレイの『ジャックと天空の巨人』を見る。

 『指輪物語』風に改変された巨人族と人間の関わりや主人公とお姫様の意外と良く出来たボーイミーツガールストーリー、それになにより大迫力の巨人族による攻城戦によって元が御伽噺とは思えないほどのアクションファンタジーに仕上がっている。悪役が非常に力不足だったりしたけれども(笑)、ジャックと豆の木でここまでやられては何の文句も言えません。

 『アボット・コステロの凸凹巨人退治』とえらい違いだ(笑)。

 ハイビジョン画質はすこぶる高解像度。CGによる緻密な作画で木の葉の一枚一枚が見分けられるほど。プロジェクターX75RのMPCプロファイル「高解像度」と相性ばっちりだ。音声はDTS-HDマスターオーディオ。こちらも文句のつけようがなし。部屋中を満たすサラウンド音場がたまりません。

 終了後、外出して買い物。後は事務所へ行って亀の世話。

 昼飯は例によってオーブントースターで作ったピザトースト。いつもならこれで缶ビールプハーッだけど今日はコーヒーで我慢、我慢。

 午後2時過ぎよりプロジェクターを再起動させてレンタルブルーレイ(水曜日半額で1泊140円!)の『ホワイト・ハウスダウン』を見る。エメリッヒらしからぬ構成のきちんとした映画で(笑)、いや、もちろん、細かな矛盾や疑問点はいっぱいあるのだが、娯楽映画としてOKの範囲に収まっている。オバマに対する強烈な嫌味も最高だ。

 複線の張り方やギャグの使い方も上等、上等。冒頭、発表会の旗振りを見てくれなかったとぶすくれる娘(ちなみにこの娘はぶすくれてなくてもほっぺたぱんぱん)にチャイニング・ティタムが「ごめん、ごめん、今度は絶対見せてもらうから」がラストのあのアメリカ国旗に繋がっている。この上手さ、ホントウにあんたエメリッヒかね(笑)。

 なかなか良い出来だったのでいまどき、「戦争が終わると困る軍産複合体」がどうのという陰謀論を使ったことは勘弁してあげましょう。

 ハイビジョン画質はこれまた飛びっきり。かりかりの高解像度とスーツなどの柔らかな風合いという二つの相反する要素を無理なく表現しているのが凄い。もう私は当分、この映像で満足です。すぐに新しい4Kプロジェクターやプレーヤーを欲しがったりしません(本気)。

 音声はDTS-HDマスターオーディオ。映像に比してやや力不足か。特にどうんという重低音が弱くサラウンド音場を支えきれていない。

 夕食はちゃんぽん鍋。カンパチの刺身。鍋は市販の豚骨スープに野菜や鶏肉、麺をぶち込んだもの。鍋物というより巨大ちゃんぽんと言ったほうがいいかな。もちろんビールは飲まず、ちゃんぽん麺を口からはみ出すまで食べたのでゴハンも食べず。

 その後シアタールームにて三度プロジェクターを起動させレンタルブルーレイの『終戦のエンペラー』を見る。これはもうアメリカ人から見た不思議なニッポンジン映画。もちろん、凡百のニッポンジン映画と違って、日本人というものを真剣に理解しようと試みており、その焦点となるのが天皇の戦争責任なのである。

 トミー・リー・ジョーンズは明快に天皇保護を打ち出しており、戦争責任の調査を命じられたマシュー・フォックスも過去に日本人の恋人がいたほどの親日家。しかし、宮中の高官は「天皇の責任はありません。なぜなら陛下は短歌を詠まれたからです」と言い、マシューフォックスを煙にまく。どんなに調べても天皇が明らかに戦争を命じた証拠も、逆に戦争をとめようと証拠も出てこない。天皇には具体的な権威はなく、御前会議でも「お気持ち」をほのめかす程度であって具体的なものが浮かび上がってこないのである。そんなの分かれと言われても困るのだ(笑)。

 この作品は日本人とアメリカ人との関係だけではなく、ありとあらゆる異民族の相互理解の難しさということのメタファーとしてみるべきではないか。

 ハイビジョン画質はやや黒が不安定。回想場面では色が濃く不自然な色調となるがこれは明らかに意図されたもの。まあ、その分ノイズが多くなっていたが(笑)。音声はDTS-HDマスターオーディオ。抑えた重低音が心地よい。

 終了後、シャワーを浴びていろいろ。

 午前12過ぎから四度プロジェクターを起動して今度は日本映画専門チャンネルHD録画の『ガス人間第一号』を見たのである。映像モードフィルム で見るこの作品はまた格別。30分くらいで終わろうと思っていたのだがついつい最後まで見入ってしまった。

 就寝午前4時過ぎ。

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