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2014年4月11日 (金)

4月9日(水) パンジャドラムの箱

 4月9日(水) パンジャドラムの箱
 箱の中に唯一つ残っていないのは車輪型の自走式爆雷でした。<http://www.nishinippon.co.jp/nnp/desk/article/80587より引用開始>青みがかった羽毛に真っ赤な額。がっちりとした脚をしたニワトリくらいの鳥が、のんびり餌をついばんでいた。春、ニュージーランドの野生生物施設で見た飛べない鳥タカへ。一度は「絶滅」とされながら60年余り前に再発見された珍しいクイナの仲間だ。 もともと肉食獣のいなかった同国では、タカヘやキウイなど地上性の鳥が多彩な進化を遂げた。だが、後に入植した白人が「ウサギの駆除に」と放ったオコジョなどに襲われ、今も多くの固有種が絶滅の危機にひんしているという。その状況は、ヤンバルクイナやアマミノクロウサギが、ハブ退治の名目で持ち込まれたマングースの脅威にさらされる日本とそっくりだ。 浅はかな人間の所業のために不幸な種の歴史を強いられた青い鳥。金網の向こうからこちらの様子をうかがうつぶらな瞳に、自然を思うままに操ろうとする人間の傲慢(ごうまん)さ、愚かしさを見透かされているような気がした。 (益田孝)=2014/04/07付 西日本新聞朝刊= <引用終了>

 ニュージーランドのオコジョはともかく(笑)マングースの件に関しては沖縄・奄美大島でのハブの被害を考えればまったく同意できない。ハブは世界の毒蛇ランキングで10位以内に入っている毒蛇(これほど攻撃性の強い毒蛇は世界的に見ても稀だという)で沖縄・奄美大島の人々は常にこの脅威にさらされてきた。明治37年(1904年)に伝染病研究所の北島多一、峰森太郎の両博士によってハブ毒の抗毒血清が開発され、翌年から奄美大島・沖縄地方に送られた。これにより明治23年(1890年)には18.5パーセントであったハブ咬症の死亡率が大正3年(1914年)には5.5パーセント、戦後3パーセント以下に減少する。

 しかし、この血清は冷凍保存が必要であり、現在からは想像できぬほどの僻地であった沖縄・奄美大島では十分な冷蔵設備がなく、効力を発揮できない場合も多かった。血清製造に携わっていた東大付属伝染病研究所の医師が昭和32年に奄美大島を訪れた際、冷蔵設備の無い地区では血清が縁の下の涼しいところに保管されていると聞いて愕然としたという。また、ハブの毒は血液毒であり、筋肉組織を侵食する。患部は激しい壊死を起こし、命が助かっても重篤な障害が残るケースが多かった。このような被害が昭和28年当時の奄美大島で年間300例以上も発生していたのだ。

 沖縄本島では明治43年(1910年)にインド産のマングースが導入される。奄美大島の経緯は沖縄より複雑で、まず昭和29年から32年の間に本土産のイタチ1,665頭が奄美大島と徳之島に放たれた。外国産のマングースは高価であり、広い奄美大島をカヴァーするのには大変な費用がかかると考えられたからである。しかし、イタチが放たれた後もハブの被害は減らなかった。それどころかイタチはハブの捕食・攻撃で絶滅したと判定されたのである。その後、ハブを殺す毒薬散布を行ったが海域汚染を考慮して中止。そして1979年に沖縄から購入したマングース30頭が放たれることとなった(移殖者など詳細は不明)。

 たしかに沖縄・奄美大島へのマングースの導入は誤りであって、現在も沖縄や奄美大島・徳之島の生態系に甚大な影響を与えている。しかし、同時にこれは大きすぎる毒蛇の脅威にさらされている人々を救う手段(と思われていた)であった。そうした背景を考慮することなく「人間の傲慢が」「人間の愚かしさ」を言い立てる。私にはそうした目線こそが「傲慢」に思えてならないのである。(参考 小林照幸 「完本 毒蛇」他)

 だいたい、外来種移入を通じて人間の愚かしさを説こうというのなら、マングースよりもっと格好な題材が我が国には存在するじゃないですかねえ、ミドリガメとか、ブラックバスとか(笑)。前者はペット用として、後者は一部の釣り人の楽しみのために日本国内に持ち込まれ現在では生態系を非可逆的なまでに変化させてしまっているのに。

 ブラックバスなんか、それ専門の釣り大会が開催されたり、プロのバス釣り師バスプロがいたりするんだよ、これが。

 仕事はまあ、いういろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昼飯にゆきみ家で味噌ラーメン+小ゴハンのセット。夕食はヒラメの刺身、生野菜、レトルトのハンバーグ。ビールを2缶飲む。

 その後シアタールームにて『探偵はBARにいる2』を見る。前作からの世界観「道産子ハードボイルド」は健在でこの古臭い雰囲気があればストーリーがちょっとヘンでもオレはいいよ!ついでに画質も古臭かったけどな(笑)。しかしあまりに誇張された極左プロ市民集団とか、憂国の闘士きどりの反原発政治家はどんなものか。いや、私は原発擁護というか「今から50年たっても人類はぶつぶつ言いながら原発使ってんじゃね?」派なので、昔の過激派を鉄パイプからバットに変えただけの反原発集団、「おれがこの国を変えるまではたとえ犯罪があったとしても捕まえないでね」という馬鹿な反原発議員とかの描き方には「くすくす、現実もその馬鹿さかげんにおいてはあんまり変わってないじゃん」と思ったりしたのだけれども(笑)、これは確実に映画の枠組みを壊してしまっているだろう。

 最低限のリアリティは残しておかなくっちゃと私は映画監督でもないのに、偉そうに思うのだ。

 なお、この映画については「みんなのシネマレビュー」で「娯楽映画に反原発を揶揄するような思想を持ち込んだことに悪意を感じる。まさかこの映画で描かれていたようにバックに何らかの力が働いたりしているのではないか」と書いている人がいる。ほらほら、言わないこっちゃない、そんなこと考える人が出てきちゃったじゃないか(笑)。

 ハイビジョン画質は前述のごとく古臭い(笑)。鮮やかさがなくどこかくすんだような色調である。音声はAAC5.1チャンネル。派手な効果は感じられないがBGMの品位が高い。

 終了後シャワーを浴びていろいろ。ドラクエも久しぶりにやる。レベル27まであげたのにまだ「腐った死体」系モンスターに苦戦させられる。果てのないレベル上げに私の心はもう壊れそうになっているぞ。

 就寝午前3時過ぎ。

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