« 7月25日(金) 信玄ゼミ | トップページ | 7月27日(日) 『郵便配達は二度手間を嫌う』 »

2014年7月27日 (日)

 7月26日(土) 「赤鼻の大人買い」

 

 真っ赤なお鼻の大人買いさんは・・・ってどんな人や!「ミスター・メルセデス」読了。ホッジスは心臓発作に耐えている。救急車を呼ぶことはできない。サイレン音を聞きつけたブラディが自爆してしまうかも知れないからだ。彼は総ての望みをホリーとジェロームに託す。ブラディはジェロームの妹を見つける。そういえば、オレ、こいつにアイスクリーム売ったことがあるぞ。その妹、バーバラも彼のことをどこかで見たような人だと思っている。はげ頭でメガネを掛けているけど、見覚えがあるわ。

 にやっとしたブラディ、バーバラに向かって中指突き立てる。バーバラ、仰天するのであった。

 と、そこへホリーが到着。彼女はホッジスから貸して貰っていたブラックジャックを「てえええい」と「ストリートファイター」の春麗のような気合とともにブラディの額に叩きつける。べこ、ブラディの額が陥没だ。ホリーはさらに「ちええええ」と一撃。ブラディはぶっ倒れて痙攣し始めた。しかし、まだまだ安心できない。ホリーは黄色のインジケーターランプが点火しているのをみて、すでに爆弾が起爆状態にされていることを知る。これを解除しなければ。痙攣でばたばた暴れるブラディの手をジェロームに抑えさせ、彼女は爆弾を起爆解除させるべく彼の体をまさぐるのであった。

 彼女はバッテリーボックスを発見。ふたを外して指を隙間にこじ入れ電池を取り外したのだった。かくして爆弾テロの危機は終わりを告げた。

 ホッジスは意識を失う。彼はその混濁した意識の中でフェドラ帽を小粋にかぶったジェニーを見る。あれ、おっさん、死ぬのかと思ったけれども(笑)、彼は病院で意識を取り戻す。ペースメーカーの手術を受けることになったけれどもとにかく命を取り留めたのだ。

 ジェロームとホリーは「爆弾テロを未然に防いだ」として市長より表彰される。ホッジスに向けられた目は厳しいものがあったがとりあえずお咎めなし。ホリーに頭をぼこぼこにされたブラディは昏睡状態になっている。医者によれば意識が戻る可能性は限りなく低いとのこと。

 事件の半年後、彼らは公園でささやかな祝賀パーティを上げる。この事件の後もホリーはトレローニの家に住んでいた。なんとジェニーは財産の半分をホリーに譲るという遺言書を残していたのである。ホリーは母親と離れて暮らすことになった。母親は納得しなかったが、ホリーの「もし許してくれなかったら、スラム街に住んでやる、毎日、買い物して札束を見せびらかしてやる」という脅しについに折れたのであった。

 ホリーは20歳も若返ったようだ。彼女は例のメルセデスベンツを青に塗り替えて乗り回している。彼女はジェロームの家をたびたび訪れているようだ。最近ではバーバラが彼女を「おばさん」と呼び始めたそうである。

 3人はシャンパンで乾杯する。

 事件の17ヶ月後、ブラディが意識を取り戻した。彼は驚く看護婦に向かって「うう、頭が痛い、ママを呼んでくれない?」と話しかけたのだった。

 完。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昼飯に2日連続の盛岡冷麺、キムチ添え。やっぱりンまい! 夕食はイカの刺身、生野菜、カレー。ビール500ml缶一本飲んでカレーを一皿。

 その後、シアタールームにてレンタルブルーレイの『風立ちぬ』を見る。あの歪な恋人関係、夫婦関係というのは貧乏で基礎工業力もなかった国が遮二無二前へ進み続けて列強と肩を並べようとし、そのためには国民生活も二の次、三の次とせざるを得なかった時代のアナロジーではないかと思うのである。その行く先にあるのは戦争だけなのかもしれないと知りつつ、あえて富国強兵を進めていかないと、その独立さえ脅かされかねなかった世界情勢の中であえぐ日本を主人公たちの姿を借りて描こうとしたのではなかったか。

 まあ、それで映画が面白かったかというと、私は頭を掻きながら「んー、残念ながらあまりぴんとこなかったですなあ」といわざるを得なかったりするのであった(笑)。

 ただ、ユンカースの重厚な爆撃機の描写はさすがにジブリならではのもの、その重量感、飛行機というより船を思わせるマッシブな姿など、『紅の豚』以来の感激である。

 ハイビジョン映像は大変に高画質。いささかの濁りもない発色、広大な奥行き感、輪郭を欲張っていないのに細部が浮き出してくるような解像度の高さ。こ、これがMGVC(マスターグレードビデオコーディング)の力か。音声はDTS-HDマスターオーディオモノラル。音そのものはいい、製作者の狙いも分かる(ような気がする),。でも九試単戦の軽快な飛びっぷりや風のかたまりがわっと押し寄せてヒロインのパラソルを舞い上げる場面などはどうしたってサラウンドが必要になるんじゃないですかねえ。

 その後シャワーを浴び、前述の「ミスター・メルセデス」を読みついに読了に至ったのである。
 
 就寝午前2時過ぎ。

|

« 7月25日(金) 信玄ゼミ | トップページ | 7月27日(日) 『郵便配達は二度手間を嫌う』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です:  7月26日(土) 「赤鼻の大人買い」:

« 7月25日(金) 信玄ゼミ | トップページ | 7月27日(日) 『郵便配達は二度手間を嫌う』 »