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2014年7月 4日 (金)

7月3日(木) 「四股の世界」

 

 「死後の世界」そのものがもう死語だよなあ駄洒落。「ミスターメルセデス」読了31パーセント。「ブラディからミセストレローニに宛てた手紙」 はい、トレローニさん、私が犯人です。今でも人を引いた感触を忘れられません。死者の中に赤ん坊が含まれていたとニュースで聞いた時もぞくぞくしました。私は不幸な育ち方をしました。私は両親から肉体的・精神的虐待を受けて育ちました。父親が12歳の時に死ぬまでずっと犯されていました。その事を母親が知ってどうしたと思います?なんと一緒にプレイに加わったんですよ。

 食べ物もろくすっぽ与えられなかったので極度のやせっぽちだった私は学校でもいじめられ、馬鹿にされていました。

 母親は卒中で倒れ、今では酒を買いに行くぐらいのことしかできません。あ、言い忘れていましたが、母親はアル中なのです。私は安い給料の仕事を掛け持ちして生活費を稼いでいます。昼間は介護の人をつけているのですが、私の給料はそれで精一杯。仕事から帰ったら今後は私が母親の世話をしなければならないのです。私はおいつめられてついに爆発しました。それがあのベンツ虐殺事件です。

 ああ、あなたは鍵をベンツにつけっぱなしにしていましたね。あの日、あの時、ベンツに鍵がつけっぱなしになっていなければ私は凶行に及ばなかったかも知れません。犠牲となった8人の人々も生きていたでしょう。あなたはこの手紙を警察に届けますか、でもそんなことをしたら同時にあなたのおろかな行為が知られることになりますよ。あなたは近所のつまはじきものになりますね

 そりゃ、ミセス・トレローニも自殺しますな(たぶん、母親の鎮痛剤を多量に飲んだ。それできちんと死ねるかどうかは私のしったことではありません)。

 ミセス・トレローニの妹 ジェニー・パターソンはホッジスに姉の風変わりな気性について話すのだった。「とにかく神経症で強迫観念が酷くて緊張するとすぐげーげーやってた。家を出ると、オーブンを消したかしら、火の始末をちゃんとしたかしらと心配になって家へ戻るようなひとだった。彼女が大学へ通うために家を出た時はそりゃあ、うれしかったわよ」そうですか(笑)。「でも彼女のことを愛していなかったわけじゃない、このキモチお分かりになるでしょ?」あいまいにうなずくホッジスである。「そんな彼女でも愛してくれた人がいた。それが酷いオタクだったけど、賢明な投資家だったケントだった。結婚した後、彼はマイクロソフトに投資して莫大な財産を築いたの。ケントは死んじゃって姉の病気はますます酷くなった」

 ホッジスは彼女の話に違和感を覚える。そんなに強迫神経症が強かったミセス・トレローニが鍵をつけっぱなしにしたりするだろうか。

 ジェニーはホッジスを雇うことになる。その報酬は週に5,000ドル、最低雇用期間8週間+必要経費。えっ、最低4万ドルかい、びっくりしたホッジス、「そんな非常識な報酬はもらえませんよ、一万ドルで結構でござんす」もったいないことをするねえ、4万ドルだって彼女にとってははした金なのに。

 さて、仕事を進めるホッジスである。彼の関心はメルセデスキラーが彼への手紙でも、トレローニへの手紙でも言及していたチャットサイト、「アンダーデビーズブルーアンブレラ」であった。しかし、コンピューターに自信がない彼はうかつにサイトにアクセスできない。うっかりアクセスしてウィルスを送られたり、クラッキングされたり、暗証番号抜かれて銀行預金を引き出されたりしては敵わないからだ。

 彼はコンピューターの達人であるジェロームを呼び出すのだった。ホッジスは彼に「万が一ウィルスとかで君のコンピューターがやられたら弁償するから。それくらいの金は貰っているんだ」でもジェロームはふんと鼻を鳴らして「大丈夫っすよ、ホッジスさん、ウィルス対策はばっちりやってますから」あー、そうですか(笑)。

 二人は外出してショッピングセンターまでぶらぶら歩き。アイスクリームを買ってぺろぺろしようじゃないかということになったのである。その道すがらホッジスは自分の感じた違和感を「ある男が道にBMWを停めてて」という話に作り変えてジェロームに尋ねてみる。聡明な少年は「あ、それってメルセデスキラーのことじゃないすか」ホッジス苦心の作り話もまったく役に立たなかったのであった。

 ウチのママも同じようなことやらかしてパパにしかられてました。彼女は販売店から貰ったプラスティックのバッグ、まあ、説明書とか契約書とか入っている奴ですね、その中にスペアキーが入っていたんですけど、ろくすっぽ確かめもしないでグローブコンパートメントの中に放り込んでいたんですよ。これで鍵を閉め忘れていたら、あっという間に持っていかれちゃうって。女ってそういうところがあるって」

 その時彼らの目に留まったのは離れたところを走るブラディのアイスクリームカーだった。ジェロームは手を振っている。もちろん、神の身ならぬホッジスにはそのアイスクリームカーを運転しているのが自分が追いかけているメルセデスキラーであるとは知る由もない。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昼飯に長浜御殿でラーメン+替え玉。夕食は腹が重かったのでカツオのタタキとキャベツの千切りでビール500ml缶を飲み、後はゴハンを一膳。ゴハンのお供はふりかけと卵入りのナスの味噌汁だ。

 その後シアタールームにて輸入ブルーレイの『スパイダー 3D』を再見。いい意味でいい加減でいい意味で安っぽくいい意味で無駄に特撮が良くて、実に楽しい怪獣映画(笑)。CGの使い方も非常に丁寧で、ごそごそ歩く蜘蛛の足の影がちゃんと映っているのはえらい。CGだからいいダロ!といわんばかりにのっぺりとした立体感のまるでない絵をどうどうと見せる邦画製作者のみなさんに漏れなくみてほしい作品だね。

 いや、誰も見やしないけれども(笑)。

 終了後、前述の「ミスターメルセデス」を読んでいたのである。

 そして午後11時過ぎからと学会誌原稿。なんとかなりましたな。

 就寝午前2時過ぎ。すいません、なんかもう夢の中で延々と行進してました。

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