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2014年8月20日 (水)

8月18日(月) 「セクト、声、のどに浅田飴」

 

 重信 房子です。米アマゾンに注文していた3Dブルーレイ 『ポンペイ』、『Rio2』、『大アマゾンの半魚人』が届いた。さっそく、うっきゃっきゃと猿のように飛び跳ねて喜んでから『大アマゾンの半魚人』を鑑賞。オリジナルは赤・青メガネ方式(アナグリフ方式)の3Dであったから立体感はともかく色味がぐちゃぐちゃになっていたはずだ。しかし、それから約60年の時を経て、この名作は最新のテクノロジーによってオリジナルの意匠そのままの3D映画として蘇ったのである・・・と思いたいところだけれども、この飛び出し方はちょっとえげつなくないか(笑)。

 この悲喜劇のきっかけとなる壁からこれみよがしに突き出した半魚人の腕の化石が、ぐいーんと飛び出してきて私の目に突き刺さりそうである。水中場面では手前を行きかう魚がこれまたぐいーんと眼前に飛び出してきてちょっとうっとおしいくらいだ。水中に差し込んでくる日の光さえ控えめながらやっぱり飛び出してくるのには思わず笑ってしまった。陸上場面ではやや平板に見える場面があったけれども、総じて、私のとても好きなタイプの3D映画(下品にぐいぐい飛び出してくる)と言えるだろう。

 やりすぎとも思ったのだが、3D映画というものにほとんど慣れ親しんでいなかった当時の観客は今の私のように「わあ、目に刺さる!」と驚いたに違いない。おそらく、この3Dブルーレイは当時の観客の驚きを3D映画を見慣れた現代の私みたいな人間にも体験させようとして、わざと立体感、飛び出し感を強めているのではないか・・・ということにしておきましょう(笑)。

 画質はハイコントラストで高精細なモノクロ映像。半魚人スーツのディテールがこれほどはっきり見えたのは初めてである。ただ、水中場面ではそのハイコントラストが災いしたのか格子状の模様が見える場合あり。このあたりの画質傾向は『クライテリオン ゴジラ』みたいだ。音声はDTS-HDマスターオーディオ モノラル。60年も前の映画だとは思えぬクリアな台詞が楽しめる。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、朝飯にコンビニのサンドウィッチとコーヒー。昼飯は久しぶりに牧のうどんでたまごうどん。わかめ・油揚げ一枚・生卵が入っていてお値段390円。このお得感は群を抜いている、ひょっとしたら日本一かも(ウソ)。夕食は生野菜と塩さば、えのき・玉ねぎの味噌汁。ビールは飲まずにゴハンを2膳。

 その後シアタールームにてレンタルブルーレイの『俺たちスーパーマジシャン』を見る。幼馴染のマジシャンコンビ、スティーブ・カレラとスティーブ・ブシェミ。彼らは10年もの間、ラスベガスの豪華ホテルで単独ショーをやっていたのだが、最近、人気ががた落ち。なぜなら10年間、マジックの仕掛けも喋ることも段取りもずーっと同じことをやっていたからだ(笑)。親友だった筈の2人の仲も人気と同じくがたがた。カレルはホテルの社長にスカウトされた時に「ブシェミは切れ、どうも顔が地味でいかん」と言われて「そんなことはできません、だったら契約しません」と啖呵を切ったくらいなのに、今ではステージ以外では口もきかないような有様である。

 そんな2人の前に新進のストリートマジシャン、ジム・キャリーが現れた。彼は過激なパフォーマンスでまたたくまに人気を得る。カレラとブシェミは対抗するために透明なコンテナに一週間籠もるというパフォーマンスを始めるがこれが大失敗。人気はさらに下がってついに契約を切られてしまった。

 カレルは金に困って養老院でお仕事。そこで出会ったのが彼の心の師匠であったアラン・ラーキン。彼はラーキンの協力を得て真面目なマジシャンへと生まれ変わる。世界の貧しい地域をめぐるボランティアをやっていたブシェミとも再会して二人の絆を取り戻すことができた。よーし、この勢いでジム・キャリーを破って新しいホテルの専属マジシャンの契約を勝ち取るぞ!

 とても感動的なオハナシに見えるでしょう。しかし、実際はまったく違ったりする。そもそもジム・キャリーその人が最初こそ、マジックをやっているものの、そのパフォーマンスは次第に暴走をはじめ、オシッコを12日間我慢するとか、焼けた石炭の上に寝転がって一晩過ごすとか、マジックというよりまるで電撃ネットワークだ。

 カレラ・ブシェミがジム・キャリーに対抗すべく子どもの頃のアイデアを具現化した「観客消失トリック」もまた碌なものではない。ブシェミがボランティアをやっていた国で見つけたドラッグで観客を眠らせ、別の場所に移動させてしまうだけなのだから。しかも、観客の運び方が乱暴そのもの。足を持って階段を無理やり引きずり上げたり、トラックの荷台にぽいぽいと放り込んだり、観客は可愛そうにあざだらけである。その観客にまたいちいちメーキャップして痣を隠すのだから、私のような人間にはたまらない。久しぶりに映画で大笑いしてしまった。

 真面目な人なら怒り出しそうだが、私は断固主張する。これは傑作であると。

 ハイビジョン画質は駄目。解像度は高いのにノイズが多くてざらざら。特に暗部の落ち着きのなさは酷い。音声はDTS-HDマスターオーディオ。ヴォリュームを上げ気味にすると躍動感のあるBGMが楽しめる。マジック会場内の環境音の再現も巧みだ。

 その後シャワーを浴びて午後11時過ぎから前述の『大アマゾンの半魚人 3D』を見たのである。

 就寝午前2時半。

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