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2014年10月 3日 (金)

10月1日(水) 「垂れるダケ」

  

 すいません、汚い駄洒落で本当にすいません。御嶽山の噴火は本当に運が悪いとしかいいようがない。9月27日土曜日、紅葉シーズンで例年多くの登山客が詰め掛ける時期である。しかも秋晴れを絵に描いたような晴天、そして午前11時という噴火時間。タイミングの悪さを寄せ集めたような噴火で現時点で47人もの人々が亡くなるという大惨事となった(噴火災害としては戦後最悪)。犠牲者の冥福を祈るとともに、行方不明の人々の救助が進むよう願わずにはいられない。

 ただ、西日本新聞のこういう報道の仕方はどうかと思うのである。<2014年10月2日西日本新聞朝刊3面より抜粋して引用>御嶽山に向かったまま連絡が取れなくなった登山者を案じ、多くの家族や知人たちが1日も、麓の長野県木曽町役場に集まった。待機所となった会議室で、食い入るようにテレビを見つめながら連絡を待つが、噴火直後から情報の少ない状態が続いた。

 「報道の方が情報は早い。これなら家にいるのと変わらない」。9月30日、会議室から出た女性は、吐き捨てるように話した。<引用終了>

 「吐き捨てるように」ってああた、関係者の不満をそうした強すぎる言葉を使って表現する必要がどこにあるのかと思う。

 西日本新聞自体もこの記事の後半で<引用開始>木曽町など、長野県木曽郡の6町村で構成する「木曽広域連合」よると、紅葉シーズンを迎えたこの時期の登山者は最大で1日数千人にも達するからだ。提出義務のない登山届けを提出する人は、全体の1~2割程度だという。<引用終了>と「被害に遭った人は全部で何人なのか」という基礎的な情報の把握すら難しいことを伝えている。そんな状況の中で正確で迅速な情報提供を求めるのは不可能と言っていい。

 関係者の家族がそうした現状に不満を感じ、強い非難を表明するのは当たり前のことである。これは家族としての「血の叫び」だ。しかし、だからといって、マスコミがせいぜい「不満を漏らした」という表現に留めるべきところをわざわざ「吐き捨てるように話す(相手の反応や心情を気にせずに不満や軽蔑などを言い捨てること、あるいは後先を考えずに言いたい事を言うことなどを意味する) 」という表現を使うことへのエクスキューズにはなり得ない。

 仕事はまあ、いろいろあった。いや、いつもは休みなのだけれどもいろいろ面倒ごとがあったので明日の木曜日にずらしたのです。食ったもの、久々にかつ枝でちゃんぽん。美味しいけれどもやっぱりしょっぱいや。夕食は秋刀魚の塩焼き、島鯵の刺身、生野菜。ビール500ml缶一本飲んでゴハンを一膳。

 その後、シアタールームにてレンタルブルーレイの『ハミングバード』を見る。いやもう、なんというかですね、これは贖罪というものを最大限に自分の都合のよい側に解釈しちゃったみたいな、あるキリスト教が盛んな国では、泥棒が神父さんに告白すると総ての罪が許されて次の日からまたフレッシュな気分で盗みがはじめられるみたいな、そんな映画です(笑)。

 主人公たるジェイソン・ステイサムは元軍人。作戦行動中に仲間をやられて憤激のあまり無関係の民間人5人を殺害して(ただのバカ?)軍法会議にかけられる寸前で逃げ出し、今やアルコールにどっぷりの浮浪者生活。ひょんなことから、ある金持ちのペントハウスに忍び込んだ彼は持ち主が半年帰ってこないことを知って、ずうずうしくもそこを根城にして新生活をスタートさせる。その腕っ節を見込まれて中国ギャングにスカウトされ、用心棒として大金を手にするステイサム。

 なんちゅーやっちゃと思うけれども(笑)、彼はこの金で困窮していた元奥さん、子どもに大金を残し、浮浪者仲間たちに施しを行い、そしてチンピラに拉致されて売春婦にされた挙句、その手の趣味があった変態の客に殴り殺されたダンボールハウスの同居人であった女性の仇をうつのである。変態客の情報を流してもらうために人身売買(この運び方がひどいの)の片棒を担いだり、矛盾としかいいようのない行動をとるジェイソン・ステイサムだが少なくともその「矛盾に満ちた行為」が周辺の、まあ、きわめて狭い範囲だけれども(笑)、人々に幸せをもたらしたのだ。

 映画評論家のMさんあたりはこの映画に昨今の中東情勢を絡めて語ったりするのではないかなあとふと思った。

 ハイビジョン画質は極上。きわめて高い解像度を誇りながらいやなノイズを微塵も見せない優等生のソフトだ。音声はDTS-HDマスターオーディオ。派手な見せ場はないけれども、ロンドンの環境音を実に克明に再現してくれる。

 終了後シャワーを浴びていろいろ。就寝午前2時半過ぎ。

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