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2014年11月16日 (日)

11月14日(金) ビッグ九条

 

11月14日(金) ビッグ九条
 「一本包丁満太郎」全話コンプリート記念駄洒落。最終巻はコンビニの最終本なので、単行本全巻を揃えるという願いはついにかなわなかった。無念である。「小泉・細川元首相、大分の地熱発電所視察 脱原発訴え」<http://www.asahi.com/articles/ASGCD3VXRGCDTIPE00C.htmlより引用開始> 「脱原発」を唱える小泉純一郎氏と細川護熙氏の元首相2人が12日、国内最大の地熱発電所である九州電力八丁原発電所(大分県九重町)を視察した。 細川氏が代表理事、小泉氏が発起人代表を務める一般社団法人「自然エネルギー推進会議」(東京)の活動の一環。地下から蒸気を取り出す設備などを、九電の説明を受けながら約1時間かけて見て回った。細川氏は視察後、記者団に対し、「原発に頼らず、地熱など自然エネルギーの普及に国がもっと積極的に取り組めば、いい方向に進んでいく」と感想を述べた。 一方、地元同意の手続きが終わり、九電川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働が近づいていることについて、小泉氏は「原発が止まっていても、生活は成り立っている。再稼働をすれば核のごみが増える」と批判した。 衆院解散・総選挙に向けた動きが加速する中での視察となったが、両氏は「選挙にかかわることはない」。細川氏は「総選挙になるなら、脱原発を争点にしてほしい」と話した。<引用終了>

 細川・小泉 脱原発(ばか)兄弟。小泉 「あんちゃん、あんちゃん、地熱発電所というのがあるんだって、九州まで見学に行こうよ」 細川 「地熱発電はいいな、なにしろ日本は火山国だから、熱源はいくらでもある。それに原発と違って核のゴミも出さないんだ」 小泉 「へえー、あんちゃん頭いいなあ」

 お2人には気の毒なれど「地熱発電」がいっかな普及しないのは<1)小規模だとうまくいくけど大型化すると熱源が減衰枯渇するため期待どおりの発電ができない  2) 1)の問題を解決できず発電コストが安くできなかった 3) 2)その結果、自然エネルギーとして優遇が受けられなかった>から。また高温蒸気と硫化水素による金属類の腐食などのモンダイがあってメンテナンスも大変。決して夢のエネルギーにはなり得ないのである。

 やっぱりね、風力・太陽光発電にも言えることだけど国内で豊富に調達できて、安く、安全で環境も汚さず再生可能で枯渇する恐れがないエネルギーとか「そんな都合の良い話」はないのであります。スティーブン・キング流にいうと「The world is hard and you can't have everything」ということですな。

 <高温岩盤体発電(地下に高温の岩体が存在する箇所を水圧破砕し水を送り込み、熱水の滞留地層をつくることで蒸気や熱水を得る技術)も地熱利用拡大に繋がると期待されているが、スイスでは地震を誘発した事例があり、実用化までにはまだまだモンダイが残されている>

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昼飯に安全食堂のラーメンと替え玉。物件の下見で姪浜まで来たのでちょっと足を伸ばしたのだ。その甲斐あってか(あんまり関係ないと思うけど)、今日の安全食堂のラーメンは凄かった。豚骨らしからぬ複雑な旨みが俺の舌をびんびんに攻めあげてくる。今日は鼻の通りがあまりよくないので適宜、口から空気を抜きながら食べなければならないのだが、今日の安全はそんな余裕すら俺に残してはくれない。あまりの美味しさにあせって多量に麺をすすりこみ、口中で圧縮された空気が行き場のない俺の鼻腔に圧力をかけ、ばふっという変な音がでる。ずるずる、ばふっ、ずるずる、ばふばふ。これだけラーメンを夢中で食ったのは久しぶりのことではなかったか。

 夕食は出来合いのとんかつ、生野菜、冷奴。ビール500ml缶飲んでゴハンを一膳。

 その後、シアタールームにてWOWOWハイビジョン録画の『バーニー/みんなが愛した殺人者』を見る。この映画は「葬儀屋助手のバーニーは誰にでも親切で、町の人たちからとても愛されていた。その彼が町一番の富豪で嫌われ者の老婆と懇ろになり、彼女の財産を受け継ぐことになった。しかし、老婆の執着心はバーニーを苛み耐え切れなくなった彼はアルマジロ退治用の小口径ライフルで彼女を射殺してしまう。でも町の人はバーニーを庇い、彼の無罪を願った」という表面上のストーリーの下にかなり複雑な事情が隠されているのではないかと思う。

 客観的に見ればバーニーは巧みなる婆ころがしで親族をさしおいてちゃっかり彼女の財産の相続人となり贅沢のし放題。挙句の果てにばあさんを射殺してガレージの大型フリーザーに詰め込んだ殺人者である。しかも、背中からライフル弾を四発もブチこんだのだ(アメリカでは背中から撃つという行為は大変に卑怯なこと)。彼は良い人でもなければお人よしでもない。たとえて言うならばキングの「ニードフルシングス」に登場した骨董屋店主のリーランド・ゴーントのような存在なのだ。リーランド・ゴーントは客が「望んだもの」を与え代価を得た。このバーニーは「良い人」というイメージを町の人々に与えてばあさんの財産という代価を得たのである。

 いくら町の人気者だからいって、こんな奴が無罪になるわけもなし。映画には実際の住民たちが登場してバーニーをこれでもかと褒めちぎるのだが、彼のことを快く思っていない住民もまた、同じように存在したはずである。住民同士で意見の対立があったかもしれない。そうしたことから浮かび上がってくるのはアメリカの田舎町の辛気臭く(教会との関係など見ているだけでうっとおしい)濃い人間関係なのである。

 これがこの映画の隠された主題なのだ・・・ってホントウかよ(笑)。

 ハイビジョン画質はピカイチ。WOWOWでこれだけノイズレスで発色の良い映像を見たのは久々だ。音声はAAC5.1チャンネル。派手な効果は望めないが、裁判所内の空気をリアルに伝えてくる。

 終了後シャワーを浴びていろいろ。就寝午前2時過ぎ。

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