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2014年12月13日 (土)

12月12日(金) タンブルウィドー

 

12月12日(金) タンブルウィドー
 西部の荒野で夫を悪漢たちに撃ち殺された未亡人たちが風に吹かれてころころ転がっていく・・・。うわああ、西日本新聞にしごく全うな論説が載っているう!2014年12月12日 西日本新聞朝刊 13面 「再生エネ導入には入札方式で」より抜粋して引用開始<九電の行動はむしろ遅すぎた。これほど大量の再エネが導入されようとしているのは、政府が認めた価格で事業者が発電電力の買い取りを申請してきた場合、電力会社は全てを買い取る固定価格買い取り制度が2012年に運用されたからだ。問題はその価格が火力などと比べ3倍程度と割高で、差額は電気利用者が負担する点だ。6月末までに日本全体で認定済み設備が全て運転開始すれば、標準的家庭の電気代は1カ月当たり935円も値上がりする。国民の支払額は毎年2・7兆円、買い取り期間(約20年)全体では50兆円を超える。 ほぼ全ての国民が電気利用者であることを考えると、差額の徴収は“税金”、再エネ導入は公共事業のようなものだ。公共事業は、一般競争入札で事業者に競争させ、コストを下げるのが通例だ。再エネ導入が、「環境にやさしい」を隠れみのにコストを度外視する現状は健全ではない。この巨額の資金は社会保障や教育など、他の同じく大切な用途に使うことも可能な貴重な財源である。<引用終了>

 記事全文はこちらから<http://www.nishinippon.co.jp/nnp/opinion_view/article/132959>

 6月末までに日本全体で認定済み設備が全て運転開始すればという但し書きがつくけれども、いや、まさかそんなことにはならんよね、毎年2.7兆円もの巨費がどぶに捨てられることになる。いや、現時点においても再生可能エネルギーというのはこれまで何度も書いてきたように「膨大な国費の無駄遣い」に他ならず、そしてその負担を負うのは電気利用者たる我々である。再生可能エネルギーの普及という幻想はこの国費の無駄遣いだけではなく、太陽光パネルを設置し固定価格買い取り制度による恩恵を受けるもの、太陽光パネルを設置する余裕がなく、負担だけを押し付けられるものという残酷な二極化をも促すのだ。

 これを「格差の拡大」と呼ばずしてなんと呼ぶのか。

 まあ、それはともかくとして(笑)、役に立たない再生エネルギーにつぎ込む金を原発の安全確保のために使ったらどうか。原発の周囲を『パシフィック・リム』の対KAIJYU防壁や「進撃の巨人」のウォールみたいな巨大な壁で囲えば巨大津波も火山噴火も平ちゃらだぞ、冗談めかして書いているけれども、私は意外と本気だったりする(笑)。

 仕事はまあ、いろいろあった。食ったもの、昼飯に安全食堂のラーメン+替え玉。ちょっと物件の下見で近くまで行ったものでしてな。今日の安全食堂はちょっと塩辛かったか、その分、スープの旨みが減殺されてしまったようで、この前のような感動を味わうことはできなかった。まあ、それでもスープ一滴残さず飲んでしまいましたけどな。夕食はマグロの刺身、生野菜、そして肉そば。ビール500ml缶一本飲む。

 その後、シアタールームにて本日届いたばかりの米国盤ブルーレイ『ヒックとドラゴン 2 3D』を見る。生き別れになった母親のいささか唐突な出現で、悪役たるドラゴの立ち位置がいささか微妙になってしまったか。また、母親と父親ストイックの再会の喜びと和解、そしてそれに続くストイックの死という展開はあまりに王道でありすぎて、新味が感じられなかったのが残念。このあまりにありきたりなやり方が災いしてヒックにとって父親の死が精神的成長のきっかけになっているようには見えないのである。

 さらに一番がっかりしたのは敵のドラゴンボス アルファ (狼でもウルフパックの中の上位者をアルファと呼ぶのだそうです)にヒックのトゥースをはじめとする総てのドラゴンが支配下に置かれてしまった。ヒックたちは唯一、アルファの影響を受けない子ドラゴンたちを使って決死の反撃を試みる、うおおおと燃えたのですが(笑)、実際は単に島に帰っただけだったこと。フツーだったらこの子ドラゴンたちを使って巧みな戦法で圧倒的な敵を翻弄、しかし、多勢に無勢で大ピンチが訪れる、そこで初めてヒックはトゥースとの絆を取り戻そうとするという展開を期待するじゃないですか。

 いろいろといいたいところのあった映画だが、その3Dヴィジュアルは圧倒的である。ドラゴンサンクチュアリで乱舞するドラゴンたち、恐ろしいほどの重量感を持って対峙する2頭のアルファ。その画質の美しさも相まって私は完全に画面の中に引き込まれてしまった。この映画がもう少し長ければ私はその中に囚われたままとなって50歳の若さで廃人となっていたであろう(ウソ)。

 DTS-HDマスターオーディオの音声も言うことなし。十分にボリュームを上げてやると1頭、1頭のドラゴンの飛跡表現に驚くべき説得力が生まれる。

 終了後シャワーを浴びていろいろ。

 午前12時過ぎにプロジェクターを再起動させて今までちびちび見ていた『サンセット大通り』を最後まで。ウィリアム・ホールデンの演じた売れない脚本家 ジョー・ギリスのキャラクターがとてもよろしい。射殺されてプールに浮かんだ自分の死体について一くさり述べる。これを究極的な客観視者というのである(ウソ)。最初こそ、脚本が売れねえ、コンチクショーとか怒っているのだが、意外に映画業界に未練はなく、田舎に引っ込もうとするその潔さ、でもひょんなことから、世間から忘れ去られたサイレント映画の大女優 ノーマ・デズモンド(グロリア・スワンソン)の世話になることになって、その現実を飄々として受け入れてしまう。それでいて、彼女の力を借りて映画界に復帰しようという気もなさそうである。まあ、すでにノーマ・デズモンドにそれほどの影響力はなかったのだが、がっついた奴ならどんな小さなチャンスにでも飛びつく筈だ。

 そして、後半でベティ・シェーファーと組んで脚本を完成させ、愛し合うようになる。しかし、彼は脚本で映画界にカムバック、ついでに若い女と愛欲生活!という気もさらさらないようで、問題がこじれそうになるとこれまたあっさりとノーマとの関係を告白し、自ら別れを告げるのである。

 彼のこうしたある種の達観というべきものがあってこそ、映画カムバックに妄執を抱き、かっての映画女優が殺人事件を起こした、それっと駆けつけたマスコミのカメラを映画製作と勘違いして、大きな目を見開いて演技するノーマのねじくれた狂気がよりいっそう鮮やかになるのであった。

 モノクロハイビジョン画質はノイズが目立ったのが残念。モノクロ映画なのに暗部がああざらざらしていては興ざめというものである。

 その後、だらだら読書とテレヴィ。就寝午前3時過ぎ。

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