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2014年12月21日 (日)

12月20日(土) 地味婚の地味婚による地味婚のための政治

 

12月20日(土) 地味婚の地味婚による地味婚のための政治
 どんなゲティスバーグ演説だ。早川SF文庫に「太陽の女王号」というアメリカの女流作家 アンドレ・ノートンの手によるSFシリーズがあった。表紙カバー・挿絵が松本零士だったこともあってシリーズ#1、#2の「大宇宙の墓場」「恐怖の疫病宇宙船」を大変面白く読んだものである。最近、このシリーズのことを思い出して未訳の#3「VOODOO PLANET」、#4「POSTMARKED THE STARS」 #5「REDLINES THE STARS」(ファンの間で恐ろしく評判が悪いそうな)、#6「DERELICT FOR TRADE」、#7「A MIND FOR TRADE」が読みたくなってしまった。そこでアマゾンのキンドルブック アンドレ・ノートンを検索してみたのだが、手に入るのは「大宇宙の墓場」、「恐怖の疫病船」(邦題)、「VOODOO  PLANET 」(1959)のみ。とりあえず、ノートンのThe Andre Norton Megapack: 15 Classic Novels and Short Stories [Kindle Edition] を購入。「恐怖の疫病船」と「VOODOO  PLANET 」を含む15作の小説・短編が収録されていてなんと、そのお値段0.99ドル!

 こんなに安いのはもちろん、パブリックドメインになっているからさ(笑)。

 (http://yolandarobinson.blogdetik.com/solar-queen-04-postmarked-the-stars-1969-ebook/で#3 「POSTMARKED  THE  STARS」がダウンロードできるのだが、こちらはPDFファイルのみのようである)

 合わせて既読の早川SF文庫版「恐怖の疫病宇宙船」もアマゾンにて購入。「VOODOO PLANET」の前にこれを読んですっかり忘れてしまっている(笑)キャラクターや基本設定を思い出さなければなりませんからな。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、朝飯にコンビニの調理パンとコーヒー。昼飯は冷凍食品のほうれん草とスパゲッティボンゴレ(もちろん、かけるだけのパスタソース使用)、鶏がらスープ。夕食は近くの中華料理屋からの出前。鶏唐揚げ、餃子、野菜炒め。ビール350ml缶を飲む。仕上げにインスタントみそ汁と味のりでゴハンを一膳。

 その後、シアタールームにてWOWOWハイビジョン録画の『ハウンター』を見る。16歳の誕生日を目前にしたリサは終始ぶすっとしている。母親に洗濯を頼まれてぶすーっ、朝食も夕食のときもぶすーっ、それはなぜかと言うと、彼女だけ同じ一日を延々ループしていることに気づいていたからだ!自分たちがそのループから抜け出せない焦燥感がそのままコドモの反抗期めいた行動として表現されているのは上手いと思う。そして彼女は家の中で奇妙な物音や自分の名前を呼ぶ声を聞くようになる。思い余って家をすっぽりと包んでいる霧の中に自転車で飛び出してみるものの、走っていくうちにいつの間にか家に戻ってきてしまう。まあ、だいたい、よほど鈍い人でもない限り、この辺で「ああ、この一家は死んでいるのだな。リサが聞く奇妙な物音や声は逆に生きている人間のものなのだな」と気づく筈である(笑)。

 ああ、そっち系の話か、怖がって損したと思っていると、いきなりもうひとつのエレメントが登場。それはこの家に取り憑いていた連続殺人鬼の霊であった。この連続殺人鬼は幼いころにエーテルを使って両親を殺害、その後も数十人の少女を攫っては殺害し、地下の焼却炉で焼いていたのだ。この連続殺人鬼は死してなおも呪いの力を保ち、1980年代にリサの父親を操って一家を殺害させ、また現代、この家に住んでいる家族をも破滅に追い込もうとしていたのである。

 リサは現代の少女とウィジャーボードを使ってコンタクトする。そして1980年代のリサと現代の少女は協力して連続殺人鬼の霊に立ち向かうのだった。

 謎が謎を呼ぶ複雑な展開を連続殺人鬼の霊の存在に収斂させる手法は秀逸の一言。殺人鬼の正体が明らかになるにつれていままでちりばめられてきた様々な伏線や出来事がぴたりぴたりとパズルのピースのごとく組みあがっていく様は上質のミステリーのごとし。まさか、このような設定のホラー映画でこんな種類の面白さを味わうことができるとは思ってもいなかった。

 ハイビジョン画質は上々。黒浮きが気になる箇所があるのだが、その分、諧調情報が豊富である。霧の中に飛び出す場面で若干のトーンジャンプが見られたのが残念。音声はAAC5.1チャンネル。各チャンネルのセパレーションが良く、突如鳴り出す電話、時を刻む時計の音が異様なくらいリアルに定位する。

 終了後シャワーを浴びてあれこれ。ゴハンを一合炊いて冷凍にしたりしましたよ(笑)。

 午前12時過ぎにプロジェクターを再起動。今までちびちび見ていたチャンネルNECO HD 『喜劇 いじわる大障害』を最後まで。オラ、東京へいくだと上京してきた岡崎二朗、さっそくに痴漢騒ぎに巻き込まれたり、父親の骨董を売って持ってきた有り金をすられてしまったり、悪質な運助タクシーに仰天したりと都会の洗礼という奴に会いっぱなし。立川談志のいとこの下宿に同居することになったけれども、碌な仕事を紹介してくれない。ただたかられているようなものである。

 そんな岡崎二郎にとってのたった一つの慰めは痴漢騒動で知り合った春子(夏純子)の存在であった。

 しかし、映画を半分すぎたあたりから二郎に転機が訪れる。拾ったパチンコ玉一つが大当たり、ひょんなことで手に入れた馬券も大当たり、押し付けられたクズ株券が高騰し、インチキ不動産屋に騙されてかった北海道の原野が突然の開発決定で大値上がり!あっという間にお金持ち。二郎はさっそくに夏純子にプロポーズするのだが「朴訥なあなたが好きだった。でもお金持ちになって傲慢になったあなたは嫌いよ」と振られてしまう。

 しかし、天は彼を見捨てなかった。大金をつぎ込んでいた小豆相場が大暴落。再び無一文となった二郎を見た夏純子は結婚を決意、しかも彼の田舎で生活することを受け入れたのである・・・というお話。

 いまひとつのれない映画であった。特に岡崎二郎がとんとん拍子に金持ちになり、そしてあっさりと金を失うという過程が面白くない。岡崎二郎はお金持ちになっても性格などはそのまんまなのがいけないのである。ここは金が増えていくに連れてだんだんとおしゃれになり都会的な洗練を身につけさせなければならない、この場合の洗練とはあくまでも本人がそう思っているだけだけれども(笑)。そうした滑稽さ、かっこ悪さをきちんと見せておかないと、夏純子の心変わりが納得できないものになってしまう。キャバレーで談志の真似をして店員を怒鳴りつけるぐらいではとうてい足りないのである。

 映画はいまひとつだったけれども、ずらりずらりと登場する濃すぎるメンツは一見の価値あり。木久蔵がスリ、円楽がホストクラブ&キャバレーの店長、小円遊が警察官、毒蝮三太夫はタクシー運転手。ケーシー高峰はもちろん、必要以上にスケベな婦人科医。南利明が悪徳不動産屋社長、円歌がトルコ風呂の常連。三平は易者で都家歌六が相場師。あ、「帰ってきたウルトラマン」放送開始直前の団次郎(現 団時朗)もレストランのボーイ役で登場するぞ。

 ハイビジョン画質は高画質とは言えないけれども、当時の風景の雰囲気を良く伝えていると思う。ただ、途中で断続的に画面に青みがかかる現象が数分続いた。
 
 後は読書とテレヴィ。就寝午前3時過ぎ。暴走族のバカタレがうわんうわん走りやがって五月蝿い。パトカーまでわんわん出てきてさらに五月蝿くなった。暴走族死ねと20回ほど念じてやった。

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