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2014年12月10日 (水)

12月8日(月) Tバックの紅茶

 

12月8日(月) Tバックの紅茶
 どんな紅茶だ。ようやくというか、ついにというか、とにかくスティーブン・キング 「Revival」読了。治療中のアストリドは変なことを口走っていた。「小さな扉、つたに覆われた扉、その向こうで待っているものがいる。でもそれはあなたの考えているものとは違う。マザーという存在だ」 アストリドはジェニーと共に彼女たちの家へ帰還。しかし、ジェイコブはいつの間にかジェニーを看護士として雇っていた。だが、ジェイコブを介護させるためではない。ジェイコブは彼の計画のために彼女の息子に資金的援助をすることを餌にして狂牛病で瀕死の状態にある女性をスカウトしていた。ジェニーは彼女の世話をするために雇われたのだ。ジャーミーはジェイコブから女性のことを聞かされている。しかし、例によって肝心のところはぼかされたままであった。

 そして、ついにジェイコブの計画が実行に移される日がやってきた。すぐに嵐がやってくる、急がなければならない。ジェイコブはジャーミーにゴルフカートを運転させてあの避雷針が設置されている山頂へ。ジェーミーとアストリドが初体験をしたあのロッジは当然ながら取り壊されており、瀟洒な山小屋が建っていた。そこで待っていたのがジェニー。ジェイコブはジャーミーに「これから奥の部屋に入って計画を実行する。一応、隅に置いた机の引き出しに拳銃を入れてあるので万が一の時は使ってくれ。まあ、その必要はないと思うけれども」いきなり凄いことを言われて目を白黒させるジャーミー。

 彼らは奥の部屋へ入る。ベッドに寝かされていたのは例の狂牛病の女性であった。ジェイコブは「十数分前に彼女の生命維持に必要だった機器を総て取り外した。彼女は死んだ。これから彼女の魂を呼び戻し、いや、正確に言うならば彼女の体を依り代として向こうの世界の存在を呼び込むのだ。そして死の世界のことを語らせる!」どんがらびしゃーん、激しい雷鳴が山荘を震わせる。

 ジェイコブはジャーミーを手伝わせて新型のヘッドバンド式治療器?を女性の額に装着。嵐はどんどん酷くなり、雷鳴が何度も避雷針を直撃する。あまりの恐ろしさに逃げ出すジェニー。ヘッドバンドは異様な光を放ち始める。「さあ、どうだ、返事をするのだ、戻ってくるのだ」と叫ぶジェイコブ。ジャーミーは彼の治療によって自分がある種の導管になっていたことを初めて理解する。ジャーミーはただのお手伝いではなかったのだ。

 「さあ、来い、動け、動くのだ、このクソ女!」女性の腕がぴくりと動いた・・・。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昼飯に膳のラーメンと替え玉。いや、やっぱり福岡に帰ってきたのだから豚骨ラーメンを食べたいじゃないですか。夕食はおでん、カワハギの刺身、生野菜。おでんでは仕方ない、今日から禁酒だった予定を消費税のごとく先延ばしして、350ml缶一本だけ飲んでしまいました。後は納豆卵掛けゴハン一膳で仕上げ。

 その後、シアタールームにてレンタルブルーレイの『バトルフロント』を見る。ジェイソン・ステイサムが潜入捜査官として麻薬組織に潜入。組織を壊滅させ、ボスを逮捕、息子を射殺することができたのだが、それが元で逆恨みを食ってしまう(まあ、そうなるわな)。彼はFBIを退職し、家族と共に南部の田舎に引っ込むのだが、妻が病死、一人娘とともにさびしく暮らしている。そんな彼らに復讐に燃える麻薬組織が襲い掛かった。スティサムは自分と娘を守るために立ち上がる!みたいなプロットは定番中の定番なのだが、それを古臭く見せないのが、彼らにしょうもない嫌がらせをする保守的な町の田舎者たちの存在なのである。

 デブガキが娘をいじめに掛かる。するとあにはからんや娘はスティサム譲りの護身術で腹と鼻にパンチ一閃。するとこのデブガキの親がわいわい出てきて、特に母親の方がきーきーきーと怒り狂うのであった。母親は夫があまり頼りにならぬのを見て、地域の小悪党である兄に嫌がらせを頼む。ジェームズ・フランコの兄は元恋人で場末感たっぷりの娼婦、ウィノナ・ライダーに手伝わせ、麻薬組織にコンタクトを取るのであった。

 ジェイソン・スティサムが麻薬組織と戦う前に地域のいざこざで胃が痛くなるような思いをするというあたりのリアリティがいいですな(笑)。このいざこざがジェームズ・フランコの介入により、田舎町に凶悪な麻薬組織を呼び込んでしまうという展開も巧みでありこれでたっぷりと観客にフラストレーションをためさせておいて、スティサムの超絶格闘術ですっきりさせる。脚本のスタローンはそのあたりのコツをきちんと飲み込んでいるようである。

 また、スティサムを悩ませる田舎者たちの作りこみもいい。ぎゃあぎゃあとわめく母親は麻薬依存であり、問題児とされるあのデブガキはその母親から強いストレスを受けていたりする。母親はスティサムに謝られるとバツの悪そうな顔をして息子を娘の誕生日会に行かせたりするのであった。こういうキャラクター、麻薬をのぞけばどこにでもいますよね(笑)。ジェームズ・フランコの没落振りも見もの。地元で威張り放題の小悪党が、麻薬組織を呼び込むことによってその存在が相対的に低下、最後にはそこらのチンピラと変わらないレベルまで堕ちてしまうのであった。

 いや、よく出来た映画ですよ、これは。

 ハイビジョン画質は高い解像度を誇るがやっぱり暗い場面がノイジーなのであった。明滅こそしないもののかなりざらざらとした印象である。音声はDTS-HDマスターオーディオ。麻薬組織のチンピラたちとの銃撃戦の迫力に心が震えた(笑)。

 終了後シャワーを浴びてあれこれ。前述の「Revival」もがしがし読んだぞ。

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