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2015年1月27日 (火)

1月26日(月) 人違い大に切る

 

1月26日(月) 人違い大に切る
 一応、「一口大に切る」の駄洒落であります。たしかビッグ錠先生は「一本包丁満太郎」のすき焼き勝負で主人公の風味満太郎に「一口大」を相棒に「親指の大きさくらいに切るのだ」と説明させていたと思う。なお、これは完全に私の記憶に頼っているので細かなニュアンスの違いがあったりするかも知れないが、そんな些細なことは気にするな。まあ、パソコンをちょちょいと操作すれば自炊電子書籍の当該部分を表示することができて真偽がはっきりするけれども、面倒くさいのでやらん。

 WOWOWで韓国の済州島四・三事件(最終的に島民8万人が反共の錦の旗の下に虐殺されたとされる事件)を描いた映画『チスル』が放送された。私は明日にでも見るつもりなのであるが、神経が耐えられるかどうか心配(笑)。何しろ韓国映画で実在の事件に題を取った作品はとにかく陰惨なものが多いから見ていて、いやになることがあるのである。そんな弱気な男が人の殺される数が桁違いという映画をちゃんと見ることができるか。

 考えていると心臓がばくばくしてきます(笑)。

 しかし、何度でも書くけれども、韓国というのは不思議な国である。この済州島四・三事件といい、保導連盟事件、朝鮮戦争といい、日帝の苛烈な植民地支配から解放された筈の韓国国民を待っていたのは2人の独裁者、李承晩、金日成による地獄であった。何十万という民間人が虐殺されたのだが、韓国が以来連綿と続けてきた軍事独裁政権により、半ば隠蔽されてきたのである。

 民主化に伴ってこのタブーが表面化し(盧武鉉政権による「過去史」清算事業)、少なくとも事件を語ることで罪に問われたり、目に見える圧力はかからないようになった。現に、この映画『チスル』も高い評価を受けてサンダンス映画祭で韓国映画として初めてワールドシネマ・グランプリを受賞しているほどである(個人的にはサンダンス映画際というものをあまり信用していないのだが、それくらい大きな話題になったことには変わりない)。

 フツー、こうした状況であれば李承晩政権時の虐殺事件について公的な責任追及が行われるのは確実と思われるのだが、曖昧なままなのである。それでいて、実像とはかなりかけ離れた日帝の苛烈な植民地支配(笑)に対する追求にはどうかと思われるほど熱心だったりして。歴史の暗部を隠したいという政府の意向があるにせよ、これはあまりにも極端ではないか。数々の虐殺事件が行われたのは60~70年前である、虐殺を生き延びた人、虐殺された人の家族など証言者はいくらでもいよう筈なのだが、こちらは慰安婦と違って注目されることはほとんどと言っていいくらいない。

 (2004年の映画『ブラザーフッド』では保導連盟事件の処刑場面がある)

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昼飯にゆきみ家で味噌ラーメン+ミニカレー。夕食はイサキの刺身、生野菜、肉ざるそば。本来はあったかいそば用の具である煮た牛肉を煮汁と共にめんつゆに入れたもの。一味を振ってずるずるやるとンまい!本日もビールはなし。

 その後、シアタールームにて米国盤ブルーレイ『ハッピーフィート2 3D』を見る。2011年12月公開の映画を今頃見るというのはともかくとして(笑)、やっぱり出来がいいんだよなあ、地球温暖化で海上に落下した巨大な氷山によってマンブルたちの皇帝ペンギンの群れが閉じ込められてしまう。辛くも難を逃れたマンブルはアデリー・ペンギンたち、ゾウアザラシたち、飛べる不思議なペンギン、スヴェンの力を借りて救出活動を開始する!

 まったく違う種族が心を通わせ、力を合わせて皇帝ペンギンの群れのために歌い踊るとか、群れになじめなかった、まあ、あんなにしょっちゅう歌い踊っている群れは俺もいやだ、マンブルの息子がスヴェンと出会うことによって「自分にも出来ること」に目覚めていくとか、群れから排除されるのを恐れて自分を「飛べるペンギン」と偽っていたスヴェンのマイノリティとしての悲哀とか、本当にソツがない。

 ただ、私のような人間にとってはその「ソツのなさ」が逆にウザかったりするのですが(笑)。

 ハイビジョン3D画質は良好。冒頭から物凄いクロストークが出てがっかりするのだが、これが10分立つとだいたい収まってしまうというのはやっぱり機材ではなく見ている私のモンダイなのかなあ。海中のオキアミの群れの映像はちょっと凄かったです。音声はDTS-HDマスターオーディオ。ミュージカル場面の音楽の品位の高いこと。氷山が砕け落ちる場面では恐るべき重低音がシアタールームを揺るがすぞ(ちょっと大げさ)。

 終了後、シャワーを浴びていろいろ。

 就寝午前4時過ぎ。ああ、それまでさんざんシアタールームのパーソナルチェアで転寝していますので、案外と睡眠時間は足りておるのです。
 

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