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2015年1月29日 (木)

1月27日(火) 熱燗不二夫

 

1月27日(火) 熱燗不二夫
 お酒が大好きだった赤塚不二夫先生に捧げる駄洒落。人生50年生きてきて、「オタクだから女性に嫌われのだ、オタクだからそれも仕方ない」と思っていたら実は「女性に嫌われたのは俺自身だった」ということを理解するまで高い授業料を払いましたよ。あ、高い授業料云々は比喩的表現で別にデート商法に引っかかって高いもの買わされたとかそういうことではありませんので心配されないようお願いします。

 何だか悲しいね、うん。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、昼飯にマルタイ棒ラーメンとゴハン。そして冷凍ほうれん草の卵とじ。解凍した冷凍ほうれん草を例の不思議な皿の上に乗っけて溶いた卵をどろーりと流す。そして電子レンジで加熱1分半。煮えすぎたところと生すぎたところが半々という散々たる出来であったが、ショーユをかけると不思議に美味しいのですよ、これが。

 夕食はびんちょうマグロの刺身、生野菜、水カレイの煮付け。ビールは飲まずにゴハンを一膳。

 その後、シアタールームにてWOWOWハイビジョン録画の『チスル』を見る。冒頭からしょごー、しょごーと刃物を研ぐ音。もちろん、この刃物は台所仕事に使われるわけではない。済州島の住民を刺し殺すためのものである(笑)。この映画で描かれる軍隊は非常に白けたもので、「共産主義から国家を防衛するのだ!」という警察の強制捜査が入ったオウムの信者がビデオカメラ片手に「ごらんください、今、まさに現在進行形で信教の自由が侵されようとしています!」と撮影していた時のような昂ぶりもなく、「殺す、殺す、殺すぎゃははは」という狂気もない。

 ごくごくフツーに新兵いじめをし、だらだらと働いているばかりで、張り切るのはさらってきた女を輪姦するときだけ。ついでに女に死に物狂いで反撃され奪われたライフルで二人射殺されてしまったりする(笑)。当時、自由世界を席巻した反共ヒステリアに関した描写も非常にあっさりとしており、とてもそれが大虐殺の原因になったとも思えない。

 こういう日常と情け容赦のない大虐殺が同居する世界。これが怖い。さらに意外と暢気な、駆り立てられ殺されるばかりの立場なのに、ほとんどそうした不条理に怒りを表明せず、怪我をした軍人を助けたりもする、島民たちの描写と考え合わせると、狂気と混沌という言葉ですら表現できない現実というものの重みに押しつぶされてしまいそうな気がする。

 ハイビジョン映像は良好。コントラストがはっきりしていて、なおかつ諧調表現が正確なモノクロ映像というのは大好物です。音声はAACステレオ。自然なサラウンド感がよろしい。

 終了後シャワーを浴びてテレヴィと読書。就寝午前2時半。珍しくすんなりと眠りに入ることができた。

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