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2015年3月20日 (金)

3月19日(木) 芸術はバヌアツだ!

 

3月19日(木) 芸術はバヌアツだ!
 バヌアツのサイクロン被害からの一刻も早い復興を願って考えた駄洒落。(東日本大震災においてバヌアツのマグロはえ縄漁船船主グループなどの民間団体(33名)から、日本鰹鮪漁業協同組合へ、約500万円の義援金が送られた。ちなみにバヌアツの平均月収は約一万円と言われている) 

 3月15日の「そこまで言って委員会」  https://www.youtube.com/watch?v=AQLIy8gt3kE  

 竹田恒泰氏が「最近、少年の凶悪犯罪が増えている」と言って持ち出してきたのが1988年の「女子高生コンクリート詰め殺人事件」 27年前の話やんけ! 思わずテレヴィの前でズッコケた人も多かったに違いない(こんな書き方をしたからといって決して、この事件を軽視しているという訳ではないので誤解なきようお願いします)。どうして少年法の改正を主張する人たちというのは「最近、少年の凶悪犯罪が増えている」というありもしない膏薬をぺたぺた貼り付けたがるのか。 

 川崎 中学生殺人事件のような残虐きわまる事件が起きた、そうした犯人に対して「少年法による保護は過剰ではないか」と主張するだけで十分な説得力を持たせることができると思うのだが。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、朝飯にコンビニの調理パンとコーヒー。昼飯はマヨツナスパゲティに冷凍のほうれん草。夕食は鯛の刺身、生野菜、ほうれん草と大根のみそ汁。出来合いの天ぷら。例によってビールは我慢してゴハンを一膳。

 その後、レンタルブルーレイで『ケープタウン』を見る。やさぐれていた頃のマーティン・リッグス(『リーサル・ウェポン』をホーフツとさせながらいまひとつ成功していないはみ出し刑事のオーランド・ブルーム、現代の南アフリカを舞台にして物凄く黒人差別的な陰謀をめぐらせるが、それがあまりに遠大で回りくどくって分かりにくかった悪の組織、面倒くさい謎解きはコンピューターの達人の女性警官に全部おまかせよ!といういい加減さ。意外とゆるゆるな映画なのだが(笑)、それでもこの映画をかろうじて「傑作」の範疇に留めているのは全編に漂う「アパルトヘイト」の巨大な悪の残滓なのである。

 主人公のフォレスト・ウィティカー演じる刑事は子どもの頃、目の前で父親をリンチで焼き殺され、しかも警官隊にけしかけられた犬に性器を破壊されてしまった。このような体験を経ながらやさしい人間であり続けた彼は結構モテるようなのだが、その関係をもちろん発展させることはできない。馴染みの娼婦の尻をなぜるだけがせいぜいである。オーランド・ブルームも差別主義であった父親との関係に悩み、しかも妻はそうした白人の金持ち野郎と再婚しようとしている。

 そしてフォレスト・ウィティカーは母親の死をきっかけについにブチ切れて敵組織の本拠に単身で殴りこみ。この本拠にあっさりと侵入できてしまうのがちょっと疑問だが(笑)、彼は首謀者である科学者(かって黒人だけを選別して殺す化学兵器を開発しようとしていた)を追いに追い、ついに砂漠で捕らえて撲殺。しかし同時に彼も力尽きてしまうのである。必死に押さえ込もうとしても、あらゆる隙間からにじみ出てくる過去の負の遺産。この映画はそうした負の歴史に翻弄される人間像を描いているのだ。

 ハイビジョン画質は細かなノイズが目立ち、黒浮きも散見される。音声はDTS-HDマスターオーディオ。吹き抜ける風のイメージが実に正確である。

 終了後シャワーを浴びていろいろ。

 午前12時過ぎからプロジェクターを再起動させて今までちびちび見ていたチャンネルNECOハイビジョン録画の『七つの宝石』を最後まで。文字を記した七つの宝石(ブリリアントカット型のダイヤみたいな七つの宝石に一つずつ文字が刻まれている)とある名家に伝わる掛け軸の歌があれば宝のありかが分かる!宝石を奪取せんとする強盗団とそれを阻まんとする主人公 佐田啓二、それにバーの女給をやたらに口説こうとする怪しい男、高田稔の三者が入り混じっての大騒動。

 モーリス・ルブランの名前から想像されるようなミステリー的な妙味はほとんどなし(笑)。悪漢の一人が佐田啓二を尾行している。電車に乗ったらたまたま近くにいた婦人が文字の入った宝石の指輪をつけていた、悪漢、ほくそえんで指輪を強奪!みたいなおそるべきご都合主義、あれ、あれれ、七つの宝石がなくても掛け軸と京都の古地図があれば宝のありかはわかるやんみたいなテキトーさ加減、そして高田稔の今の眼からみると信じられないような物凄い変装、を楽しむべき映画である。

 特に高田稔の変装は一見の価値あり。強盗団のボスに化けているのだが、露骨な含み綿がもうギャグすれすれ。どこからどうみてもほっぺたが膨らみすぎなんだもの(笑)。ひょっとしたらこのおかしすぎる強盗団のボスは後の日活アクション映画の、時としてほとんどコミックリリーフといった趣になる金子信雄のボスの原型ではないか・・・まあ、そんなこたぁないか。

 モノクロ映像はしじゅう揺れて落ち着かない。黒が浮き気味であるが、暗部の諧調は出ていないという実に困ったモノクロ映像だ(笑)。

 その後、テレヴィと読書。就寝午前2時半過ぎ。

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