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2015年6月12日 (金)

6月11日(木) イリヤッド干し

 

6月11日(木) イリヤッド干し
 イリヤッドってどんな話だったっけ。クリストファー・リー死去。今頃、向こうで満面の笑みを浮かべたピーター・カッシングに「やっと来たなあ」と迎えられていたりして。

 私にとってのクリストファー・リーはドラキュラにつきる。古城でマントを翻しながら忽然と現れ胸の谷間も露わな美女の首筋にキャーッと食らいつく様は幼い私の心にトラウマにも似た強烈な印象を残した。ベラ・ルゴシも好きだけれども(笑)私にとって吸血鬼ドラキュラと言えばこの人しかいないのである。

 逆にこの人がフツーの人間を演じていてこれまた強烈な印象を受けたのが1969年の『ヴァンパイアキラーの謎』<http://homepage3.nifty.com/housei/ScreamandScream.htm> この映画で彼は謎の殺人事件を追うイギリス防衛大臣(笑)クレモントを演じていたのだが、このキャラクターの脂っぽさには仰天したものだ。

 やり手の中年男性のいやらしさを恐ろしいほどの精度で体現していて、ああ、これは世界一OLの皆さんに嫌われるキャラクターだと思ったものである。

 なにはともあれ、ご冥福をお祈りする。

 「ファインダーズキーパーズ」 モリーの過去談。モリーの父親は妻の自分の知性をひけらかすような高慢ちきな態度に嫌気がさして去っていく。そして男らしい彼は離婚に際し、一家の銀行預金を根こそぎさらっていってしまった。モリーの母親は仕事のために家を空けるようになる。

 その息子モリーは高校で孤立している。賢しらなことをこれみよがしに言うからである。彼は英語の授業で教師から提示された「推薦本」のリストを見て「こんなクソ読んでられないっての」

 そんな彼に女性教師はロススタインの「ジミー・ゴールド」を読むように命令するのだった。「この本の主人公はあなたとそっくりの知性をひけらかす嫌味な奴よ、この本を読むことはきっとあなたのためになるわ」

 モリーはその本、「ジミー・ゴールド」に夢中になる。そして2作目(このシリーズはその時点で三部作であった)にものめりこむ。

 しかし、3作目には幻滅しかなかった。反骨の士であったジミーがごくフツーの家庭生活(浮気含む)を営み始めたからである。あの男が近所の人を招いてバーベキューなんて・・・幻滅のあまり作者、ロススタインへの憎悪をつのらせるモリー。

 母親もそんな彼に拍車をかけた。彼女は「成績の悪い自分の息子が夢中になっている本がどんなものか」を調べるために彼の部屋から三部作を無断で持ち出し読んでしまった。

 モリーは怒り狂う。「おれの部屋に無断で入りやがって!」「あら、でも私、洗濯物をクローゼットに入れるときにはいつでも入っているわよ」「それとこれとは話が違うんだよ」

 母親は言う。「あなたの読んでいるこれだけど、大したことないわね。でも3作目だけは別だわ、主人公が成長している」「それが一番のクソなんだよ!」

 こういう母親との関係の中でモリーは酒を飲むようになり、そして他人の家に侵入して乱暴狼藉を働き少年院に入れられて性的虐待を受ける、そしてそのあと作家の家に押し入りぶち殺し、相棒もまたぶち殺し、酔っぱらって女性をレイプして刑務所に入り、また尻をホラれるという輝かしい道を歩むことになるわけですよ。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、朝飯にコンビニのサンドウィッチとコーヒー。昼飯は例のざるラーメン、茹でもやし、トマト、茹で卵のせ。

 夕食は鯛の刺身、ローストビーフ、出来合いの鶏にんにく焼き(なんかソースがおしゃれっぽいのだが俺にはこういう表現しかできん)、生野菜たっぷり。

 ビール500ml缶一本飲んでゴハンを一膳。

 その後シアタールームにて映画も見ずに前述の「ファインダーズキーパーズ」を読んでいたのである。

 午後9時にシャワーを浴びてからプロジェクターを起動させWOWOWハイビジョン録画の『ゴジラの逆襲』を30分ほど。やっぱり画質が日本映画専門チャンネルとは段違いだなあ。服のしわとかはっきり見えるもんなあ。

 就寝午前2時過ぎ。

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