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2017年4月 5日 (水)

4月4日(火) 『美女とえげつない人間』

 

4月4日(火) 『美女とえげつない人間』
 駄洒落になっていないけれどもまあ、気にすんな。「プレイボール」の続編 「プレイボール2」が連載開始!<http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20170405/Oricon_2088643.htmlより引用開始>1984年に41歳の若さで早世した漫画家・ちばあきお氏による野球漫画の不朽の名作『キャプテン』の続編『プレイボール2』が、きょう5日発売の『グランドジャンプ』9号(集英社)から連載がスタートする。この日、続編を描くコージィ城倉氏によるカラーのトビライラストが公開された。<引用終了>

 さっそく読んでみたが、予想を上回る「らしさ」に一安心。開始時期があの谷原戦直後というのもいかしている。まあ、「ピンクレディ」の「サウスポー」聞いて左の井口を投手として使おう!というのがちょっとわざとらしかったか(笑)。

  谷口は谷口だし、彼がチームのポジション決めで悩んでいるのを見て「珍しく勉強熱心にやってるね」と思う母ちゃんも母ちゃん。無理して買った新型の洗濯機で母ちゃんと大ゲンカを始める父ちゃんも父ちゃん。洗濯機を持ってきた田所さんも実に田所さん。(「プレイボール」に実家の電器屋で働き出した田所さんが谷口家の洗濯機のあまりのボロさ加減に驚くという場面がある)

 外野からの送球で強肩ぶりを発揮するものの、コントロールがテキトーでオラオラな井口も実に井口。説教する丸井も本当に丸井だ。なんかオラ、楽しくなってきたぞ。

 仕事はまあ、いろいろあった。これでオシマイ(笑)。食ったもの、朝飯にコンビニのサンドウィッチとコーヒー。400キロカロリー。昼飯は大根おろしと納豆をまぶした素麺一把。これに麺つゆと博多万能ねぎの刻みをいれてずるずるとやるのである。300キロカロリー。夕食は昨晩に引き続いてマルちゃん「北の味わいざるラーメン」豪華版。650キロカロリー。そして大量の茹でホウレンソウ。50キロカロリー。

 本日の摂取カロリー量は1,400キロカロリーなり。

 その後、プロジェクターを起動させて米国盤UHDブルーレイの『アライバル 邦題 メッセージ』を見る。この映画の日本公開はあと、一ヶ月も先の2017年5月。よって少なからずネタバレが予想されますので、読みたくない人はすっ飛ばしてくださいな。警告しましたからね、これで内容分かっちゃったじゃないか、どうしてくれるとかいう人は筋違いなので骨接ぎに行ってくださいね。

 さて、この『アライバル 邦題 メッセージ』は第三種接近遭遇体験者のハイストレンジネス証言をずっと上等にしたような映画だった(笑)。宇宙生命体と地球という問題なのに宇宙人に提示される事象はヒロインのエイミー・アダムスの個人的事情に終始する。それでいながら彼女との関係性をあいまいなままストーリーを進行させ、思わせぶりな「深み」を演出する手法がどうもご都合主義に見えてしまうのだ。特に中国の将軍とのやり取りなど、意味がまったく分からん。東洋的死生観の恣意的な解釈であると言われても仕方あるまい。

 この違和感を宗教的体験と言い換えるとしっくりくるのだけれど(笑)。

 (ゼロ・サム・ゲームとかあの娘に関する映画全体の仕掛けとか言いたいことは他にもあるけど、さすがにネタバレが過ぎるのでやめておきます)

 この映画を見て怒っていた人のブログを見つけたのだが、その内容はアメリカが宇宙人と慎重に関係を築こうとするとかあるものか。「敵とは交渉しない」(正しくはテロリストと交渉しない」「丸腰の黒人を問答無用で射殺したりする」ような国なのに!絶対攻撃するに決まっている!) というもの。アメリカ嫌いはよく分かりましたけど、『未知との遭遇』とか知らんのでしょうね。
 
 UHD画質は見事。何度もおなじことを言うようだがやはりHDRの恩恵は筆舌に尽くし難し。宇宙飛行体内部などHDRなかりせばただただ薄暗くて見づらい映像にしかならない筈だ。HDRはそうした暗さの中から映像情報を残らず引っ張りだしてくれる。

 音声はDTS-HDマスターオーディオ。ち密な環境音、不安を掻き立てるようなBGM、そして全体を引き締める重低音。ああ、これでリアサラウンドがちゃんと作動してくれていたらなあ。

 終了後シャワーを浴びていろいろ。午後11時過ぎからプロジェクターを再起動させてチャンネルNECOハイビジョン録画の『硝子のジョニー 野獣のようにみえて』を見る。貧しい漁村の村の出身で頭が弱く美貌の芦川いづみって、なんて役をさせるんだ(笑)。こういう人の行く先は人買い(アイ・ジョージ)に連れられて売春宿行きに決まっとるやんか、確かに常々、芦川いづみは薄幸な役をやらせるとゾっとするくらい嵌ると言ってきたけど、誰がそこまでやらせろと言ったか!

 フェリーニの『道』との類似点を指摘される本作。私は『道』は見ていないのだが(本音 そんなの見るくらいなら、俺はゾンビ映画を見るね)、おそらく違うと思うのは芦川いづみは劇中登場する二人の男、宍戸錠、アイ・ジョージとの関係性。彼女はどちらに対しても世間一般でいうところの愛情は持っていないのである。「お父さんに捨てられてから毎日浜辺で泣いていたら詩人さんがいて、いつかは必ず幸せになれるからと言ってくれたのよ」という芦川いづみの語りから分かるように詩人が言及したという「自分を擁護してくれる男」をただひたすら求めているだけなのだ。

 彼女はそんな存在のことを誰でも彼でも「ジョニー」と呼ぶのである。

 そしてその幸せが得られぬことが分かった時、彼女は詩人(実在の人物ではなく、幸せを求める彼女の心が作り出した幻影であろう)と同じく故郷の海に身を投じて自ら物語の幕を下ろす。

 すんません、なにかいろいろ圧倒されてしまいました。

 ハイビジョンモノクロ画質は圧倒的。私がいろいろ工夫してセッティングしたプロジェクターX770のモノクロ映画専門モード(映像モード ナチュラルを私流に調整した。私は色温度が低い赤っぽいモノクロ映像が大嫌いだから)で見るこの作品は何もかも飲み込んでしまうような漆黒、キャラクターの激する感情に呼応するようなぎらぎらとしたハイライト、この2つを合わせもち、否応なく私を物語世界に引きずり込んでいく。

 終了後午後11時半に入眠剤を服用して午前1時過ぎに就寝。

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